ハリポタの作者J・K・ローリングが、シリーズの主要登場人物のひとり、ダンブルドアが「実はゲイ」だと明らかにした、というニュースを見かけました。19日にニューヨークのカーネギーホールで開催されたファン向けのサイン会兼朗読会で告白したそうです。
「客席の読者の1人から、ダンブルドアが「真実の愛」を見つけるかと質問された。ローリングさんはこれに対して「ダンブルドアはゲイ」と明言し、かつて戦いで打ち負かしたライバルの魔法使いグリンデルバルドに思いを寄せていたと説明。ダンブルドアは恋に盲目になり、深く傷ついたという悲劇的な設定であることを明らかにした。 」
なのだそう。
「ダンブルドアは物語の中で女性の影が薄く、過去も謎に包まれていることから、インターネットのファンサイトなどで性的指向をめぐる憶測が以前から飛び交い、ファンがダンブルドアを主人公に著したゲイ小説まで登場していた。 」
とのことです。
ハリポタは1巻しか読んでないのでダンブルドアのキャラ設定については何ともコメントできないんですが、しかし、これ、物語中でダンブルドアが秘し隠していた秘密を、作者が場外で勝手に暴いちゃった、ってことでしょ?
著者自身がハリポタ外伝みたいなのを書いて、その中でダンブルドアがゲイだ、と明らかにするんだったら、まったく問題はありません。でも、こういうやり方は、ちょっとどうなのか。
いくら著者だからって、キャラに対してフェアじゃないというか、キャラクターの人権侵害というか、いや、それよりも読者の読みに対する干渉というか、うーん、なんだか納得いかないなあ。
「ダンブルドアを主人公に著したゲイ小説」があったわけですから、一部のファンは大いに喜んだり溜飲を下げたりしたかもしれませんが、しかし、そうやってゲイであることが公式に明らかにされちゃうと、ゲイ的にはともかく、少なくとも、やおい的にはつまらない。
たとえば、新美南吉の「ごんぎつね」は、前にも書いたように、ごんと兵十の関係が、どう見てもあやしい、どう見てもデキてる!というところがいかにも腐女子魂をそそる(推測)のですが、これがもし、作者の新美南吉が実際に、
「ごんと兵十は、デキてたんです。しかも、ごん×兵十」
などと明言してしまっていたとしたら、どうでしょう。物語は、読者の想像を寄せ付けない、深みもふくらみもない、単なる二流のゲイ児童文学になっていたに違いありません。
そして、これと同じことが、今回のダンブルドアにも、当てはまるのです。
ダンブルドアネタでBL本をつくっていた腐女子の皆さんには、世界に誇るオタク文化発信地、日本の読者としての誇りをかけて、立ち上がってもらいたい。傲慢な作者に対する、発言撤回を求める声明を発表してもらいたい。
「私達のダンブルドアを返せ!」
と、プラカードを掲げてデモ行進をしてもらいたい。
そうして、世界中の文化人を巻き込む大騒動に発展した末、作者が泣いてあやまって、発言を撤回した後に、晴れて堂々と、
「祝・ダンブルドアがゲイであるという公式発表はなかったことになった記念・ダンブルドアオンリーBLイベント」
などを開催してもらいたいものです(腐女子心は、複雑なんです)。
2007年10月22日
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うーん、それにしても、なんだかモヤモヤします。なんかちょっと、言うべき人に、言うべきことを言ってもらいたい。
うちの身近にも腐女子がおるがおそらくこのニュースを知らせると憤慨するに違いない。
現在進行中の物語に作品外からコメントをしてキャラクターを定着させるという手が、通信網が進んだ現在だからできうる手法である。まさにおきて破りの禁じ手をJ・K・ローリング氏は用いたわけだ。
はてさて通信網の発達によるグローバリゼーション化された読者の反応は如何に。これからの成り行きが注目されるところである。
この問題。清太郎さんもお読みのグイン・サーガでは、著者の栗本さんが、同人誌という形でその噂が囁かれ(というようなレベルではないなあの人の作品は)ていたキャラやそれ以外の登場キャラについてBL系の小説を書いてますが、それについてはどう思います?
あくまで小説世界のことは別の小説世界で書きましたということらしいけれど、どです?
っていうか、おそらくこの問題は一般論ではなくて、ハリポタでローリング女史だから、気にくわない、というところが我ながら多分にあるような気がしてきました。ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」で、もしエンデが「実はアトレーユはゲイなんだよねー」とか発表してたとしても、それはそれでいいような‥‥(^^;
ミヒャエル・エンデの方が僕はショックですよ〜。アトレーユは確かに映画ではその手の人が大好きそうなニュアンスでしたけれど。
で、はたと気がついたんだけれど、これはその作品作品に対する思い入れもたぶんに影響しているんじゃないでしょうか。
僕の場合、ハリポタになんの思い入れもないからあっさりとルールとしてそれはダメでしょうと思うだけだけれど、ファンならまた違う嫌悪感が出るかも知れませんね。
ローリング女史の発言、ダンブルドアがゲイ、という中身がそのものに、思い入れのある一部のファンは戸
惑いそうです(まあ表立っては非難できないんだろうけど)。逆に、ハリポタ大好きなあまり、ローリングのいうことなら何でもOKという人もいるだろうし‥‥。どうなんでしょう。
「はてしない物語」は、あの時代だったからいいようなものの、現代に発表されていたら、バスチアン×アトレーユとか、グモルグ×アトレーユとか、いろんなカップリングで二次的に楽しまれそうです‥‥。
が、なぜか、
「ガンダルフがゲイだった」に見えて釣られました。
演じた人がそうだったからなんでしょうが、
ダンブルドアとは関係ないじゃん。
私も一応ハリポタファンの端くれですが、
とりあえず、「そっか〜!」ってカンジだけ。
なんか校長なら最初の思い人を深く思って他にはやたらと手を出しそうにないからかも。
別に今恋人が居てもいいです。
むしろスネイプがゲイだというほうが「げ」っとなったかもしれません。
まぁでも作者その手の発言は、も少し時間が立ってから(10年ぐらいとか)後日談として語られたほうが、先入観なく読めてよかった気はします。
ガンダルフがゲイだったら、あの旅の仲間たちも、かなりあやしいですね。いや、おそらく、すでにいろんなカップリングが存在してるんだろうけど。
しかし、これを機に、いろんな作家が、「実は私の小説のあのキャラもゲイだったんです」とどんどんカミングアウトしていったら、まあそれはそれで、楽しいかも。
ちょw新しいジャンルすぎるww
>記念・ダンブルドアオンリーBLイベント」
テラ暴走w
もうなにがしたいのかわかるけどわからないw
>もうなにがしたいのかわかるけどわからないw
って、ははは、たしかに(^^) いやあ、でもぜひ、このくらい細切れ限定的なイベントがあったら楽しそうです。
それはそれとして、小説家は作品を通して勝負してほしいので、作品の外で後出しの注釈をつけるのはやっぱりズルだと思います。
これくらいできもいと言っていては、時代に取り残されますよ! 時代は今BLですよ! 世の中のことは何でもBLで説明できるんですよ!(たぶん)