2008年02月19日

探偵になった歴史上の人物

塙保己一(はなわ・ほきいち)。
「群書類従」を著者です。1746〜1821年。幼いころ失明しましたが、学才に優れ、江戸時代を代表する大学者のひとりとして知られるようになりました。夜、弟子を相手に講義中に灯明が消えて、「明かりがないと勉強できないなんて、目が見えると不便だねー」と言った、というエピソードが古文や漢文の授業でよく出てきますね。

先日、本屋さんに行ったら、その塙保己一が、探偵になってました。
中津文彦「つるべ心中の怪 塙保己一推理帖」(光文社)
へー、こんな人が探偵役になってるのかぁ、と思ってよく見たら、すでにシリーズ第3作。ひえー。

ということで、
「ほかにも歴史上のいろんな人が探偵になってるに違いない」
と、ちょっと調べてみました。(どこかのミステリファンが一覧にしてホームページで公開してるはずだと期待したんだけど、なかった。)
古代から戦前まで、超大物からマイナーな学者まで、意外なあの人が探偵になってます。(「探偵」というからには鬼平こと長谷川平蔵は入らないのでは、と迷ったんだけど、とりあえず入れておきました。実在する捕物帳の主人公って、意外に思い当たらない。)
てきとうにネットで調べただけなので、まだまだ漏れがあるかと思います。「この人も探偵だよー!」というのをご存知でしたら、ぜひご連絡ください。

→リンク【探偵になった歴史上の人物】
※このブログにそのまま載せようとしたら、表組みがうまくできなかったので、別表にしました。

今回はとりあえず、日本編だけ。世界史ものでは、柳広司がダーウィンやソクラテスなどを探偵に仕立ててますし、シオドア・マシスンの連作「名探偵群像」をはじめ海外の作品も多そうです。いずれ、気が向いたときにでも、一覧にしたいと思います。

こうして見ると、作家などの文化人が多いですね。現代人でも、吉本隆明とか村上春樹とかは、300年後くらいには探偵になってるかもしれません。
となると、子どものころ、
「大きくなったら名探偵になる!」
と思っていたあなたも、今からでも遅くはありません! がんばって、できれば文化的な方面で歴史に名を残しておきましょう。そうすれば、遠い未来、誰かの手によって、名探偵として花開くときが、来るかもしれないですよ‥‥。
posted by 清太郎 at 15:26| Comment(8) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名探偵ですか…安吾捕物帖は高校生の頃テレビでやっていましたねぇ。それに影響されてか僕も名探偵を作っちゃいました。主人公は小太刀の達人井山権左エ門、ですが探偵役は大塩平八郎、もちろん女性キャラも出てまして、お留衣ちゃん…その父親のそろばんの喜六という人物も登場します。題して「浪花剣戟 和蘭忍法必殺剣」!
大塩平八郎というところが渋かったと自負しております…高校時代のお遊びでしたが、今考えると斬新なトリック(チャチだから恥ずかしくてだれも考え付かない)と春陽文庫調の擬音がいっぱい詰まった文体は、なかなか新鮮な発想だったと思います…ラストは「血戦、大阪城」で風魔忍軍と「阿蘭陀忍法エレキテル」で大団円。
恥ずかしいけど、わくわくしてきた。昔の原稿を探し出してみよう…探し出すのに探偵を雇わなきゃいけないかもしれないけれど。

Posted by 銀河旋風児 at 2008年02月19日 23:19
銀河旋風児さん。
大塩平八郎とはたしかに渋い人選ですね! しかし、大塩平八郎なのに大阪城で血戦、しかも風魔で阿蘭陀忍法とは‥‥。なんだか若さあふれてますね。
ところで、安吾捕物帳が時代劇になっていたとは、知りませんでした。
Posted by 清太郎 at 2008年02月20日 14:40
はずされちゃった折口信夫は、大塚英志の「木島日記」かなにかで探偵役をやっていますね。萩原朔太郎も、鯨統一郎さんの「月に吠えろ!」でやっていますね。また萩原さんは江戸川乱歩とニコイチで歌野晶午さんの「死体を買った男」などでも探偵役をやっていらっしゃいます。
 この他にもチョコチョコとあったと思うんですが、記憶からでてくるのはこんなところですねぇ。ウェパシアヌス帝とかはローマ皇帝だから日本篇とは関係がないし、、、いろいろありそうですね。
Posted by 樽井 at 2008年02月20日 17:41
樽井さん。
おお、さすが、樽井さん!
「月に吠えろ!」はあとで付け足しておきますね。木島日記の折口信夫は、どっちかというとワトソン役みたいですが、どうでしょう。(読んだことないけど。)
世界史編は、ホント、いろいろありそうです。そんなローマの皇帝も探偵になってたんですね‥‥。
Posted by 清太郎 at 2008年02月20日 22:30
ここ読んだ後、本屋や古本屋にざくざくとあったので、大人買いしてきました。
俳人一茶捕物帳・玄白歌麿捕物帳・平安妖異伝(藤原道長)・国芳一門浮世絵草子 侠風むすめ
一茶、玄白は笹沢佐保が書いているので、面白そうでした。

で、海外の歴史ものだと、ベートーベンとツェルニー、エリザベス1世、エリザベス2世
あたりが探偵になってるのを読みました。
ベートーベンのはコージーミステリーなので、面白かったですよ。
Posted by 濁 at 2008年02月21日 09:51
濁さん。
情報ありがとうございます!(っていうか、きのう濁さんの日記見て、あっ、と思いました。)
一茶の話は、そういえば読んだことあります(^^; 忘れてた。一茶がすぐ泣いてなんだかウェットな感じだったのですが‥‥。
Posted by 清太郎 at 2008年02月21日 20:22
ごめんなさい。
国芳一門浮世絵草子 侠風むすめ
は、ぜんぜんミステリーじゃなかった〜!
面白かったけど。
サスペンスってあったけど、サスペンス味も薄味だったです!
Posted by 濁 at 2008年02月22日 18:17
濁さん。
そうそう、調べたら、ミステリーじゃなくて、どっちかというと「退屈姫君伝」みたいな感じのユーモア時代劇っぽい感じでしょうか。おもしろそうですけど。
Posted by 清太郎 at 2008年02月22日 22:49
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