2007年07月11日

新ハリー・ポッターZ

「登場人物のうち2人が死亡する」と話題のハリー・ポッターシリーズ最終巻「ハリー・ポッターと死の聖人たち」の発売が迫っています。ネット上では「ハリーを救え!」という請願署名が始まっているとのこと。
ハリーが生まれた英国ではかつて、死んだはずのシャーロック・ホームズが、熱烈なファンや出版社の要望で数年後によみがえった、という前例があるだけに、ファンのがんばり次第では続編が生まれるかもしれません。
ということで、最初の「賢者の石」の後はぜんぜん知らないハリー・ポッターですが、第7巻のラストシーンとともに、続編の幕開けを考えてみました。

「ハリー・ポッターの帰還」
7巻のラストシーン、ヴォルデモードとともに滝壷の底へと消えたハリー。さようならハリー、ありがとうハリー、キミのことは永遠に忘れないよ!
だがしかし! ハリーは死んでいなかった!
「僕たちは滝の縁でよろめいた。だが、僕は日本の格闘技の柔道をちょっと知っていてね。それが役に立ったというわけさ。僕が彼の腕をすり抜けると、彼は恐ろしい叫び声をあげて腕をばたばたさせながら落ちていったんだ」
絶体絶命のピンチから、奇跡のように帰還したハリーが、新たな冒険へと、今、旅立つ!

「ハリー・ポッターと七つの玉」
7巻のラストシーン、ヴォルデモードに後ろから組み付いたハリーは、ロンへと叫んだ。「今だ! 究極魔法を放つんだ!」「でも、できない、そんなことをしたら、キミも‥‥」「いいんだ、やれっ、ロン! 僕のことなら、心配するな、伝説の七つの玉を集めて、生き返らせてくれ!」。
涙ながらにロンが放った究極魔法が、ヴォルデモードとともにハリーを撃ち貫いた‥‥!
そして、今、ロンの新たな冒険が始まる。世界中に散らばった七つの玉を集めて、何でも願い事をかなえてくれるという伝説のドラゴンを呼びだすのだ。襲いかかるさまざまな苦難。同じく玉を追うライバルたち。だが、ロンはくじけない。あきらめない。だってハリー、僕はキミを生き返らせなくちゃならないんだ‥‥!
その頃、ハリーは、神様のもとで、特別な魔法の修業に励んでいるのだった‥‥。

「魔法戦士Zハリー・ポッター」
7巻のラストシーン、爆発、炎上する要塞から、辛くも脱出したロン。「ごめんよ、ハーマイオニー、僕にはまだ、帰るところがあるんだ‥‥」。
だが、崩れ落ちた要塞から、ハリーは帰ってこなかった。その少し前、ハリーは、逃げようとするヴォルデモードを究極魔法で打ち倒していたのだ(ヴォルデモードへ向かってつぶやいた最後の言葉は、「スネイプと仲良く暮らすがいい」だった)が、要塞の爆発とともに、そのまま行方知れずとなっていたのだ。
そして、数年後。最後の戦いのトラウマによって、引きこもり状態になっていたロンを、新しい仲間たちが迎えに来た。「新たな敵を倒すため、一緒に戦ってくれないか」。そして、その仲間たちのひとりとして現れた、サングラスのたくましい男が、今や「ポッタロ・ハリーナ」と名を変えた、あのハリーだった!
ハリー、いや、ハリーナとロンの新たな戦いに、君は、時の涙を見る。

「かえってきたハリー・ポッター」
7巻のラストシーン、ハリーの手を借りることなくヴォルデモードを打ち倒したロン。「見たろ、ハリー。勝ったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して行けるだろ、ハリー」。翌朝、目が覚めると、ハリーは未来の魔法の国へと旅立っていたのだった。「きみがいなくなってから、部屋ががらんとしたよ。でもすぐなれると思う。だから心配するなよ、ハリー」。
だが、束の間の休息の後、新たな敵がロンに襲いかかるのだった! ロン、いきなりピンチ! しかしロンは思い出した。ハリーが旅立つ前、「何かあったら、これを使うんだ」と教えてくれた秘密の呪文、「ウソエイートー」を!
口にしたことと逆のことが起こる、というこの呪文を使って、ようやくすべての敵を退けたロンだが、そのとき彼の胸を満たしたのは、勝利の喜びでも満足でもなく、寂寥感だった。「こんなことしても、ハリー、キミが帰ってくることはないんだね‥‥」と、思わずつぶやくロン。
だが、呪文の効き目はまだ残っていた! 肩を落として魔法学校へ戻ってきたロンを待っていたのは、なんと、ハリー・ポッター、その人だったのだ! 「なぜかわかんないけど、帰ってくることになっちゃったんだ。‥‥ハハア、ウソエイートーの呪文をとなえて、僕が帰ってこない、って言ったんだね」。
笑顔で迎えるハリーに、ロンは号泣しながら抱きつくのだった。「ハリー、嬉しくない、これからもずうっと、ハリーと一緒に暮らさない!」
ハリーとロン、ふたりの愛に満ちた新生活が、今、始まる!


‥‥こんな続編なら、ない方がいいか。
posted by 清太郎 at 22:22| Comment(10) | TrackBack(2) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は「ハリー・ポッター」シリーズはとりあえず三巻まで読んだ(上下巻になってからはちょっと・・・)のですが、続編というか、おそらくハリーの父親や母親が学生時代の外伝なんかを、シリーズ終了後に書くんじゃないか、と邪推したことを覚えています。
「アズカバンの囚人」は、そうした過去のエピソードが書かれた巻でもあるのですが、けっこう魅力的だったんですよね、ハリーの両親。こんな「続編」だったら、あるいはちょっと期待しちゃうかもしれません。
Posted by 八方美人男 at 2007年07月12日 08:39
なるほど、下手な続編は正編のイメージを損なったりしますが、外伝なら、7巻までのまとまりを壊さずにすみますもんね。
でも、そのまま「ハリーの子どもたち」やら「ポッター家の人々」やらどんどん外伝がいっぱい出ることになっても、イヤだけど‥‥。
Posted by 清太郎 at 2007年07月12日 22:58
私は映画でしか知らなくて、本を読んだことはない
のですが。
なんかそもそも、ハリー・ポッター自体が、ハリーの両親のお話のその後、的な感じがします。
むしろ本編は、両親メインでこれから始まる、のだったりして。

ポッタロ・ハリーナ のネーミングが面白すぎです。
Posted by シキ at 2007年07月13日 00:04
なるほど、そうなのですか。
ということは、ハリー・ポッターの後は、とりあえず母親のリリーをヒロインに据えて、
「リリー・ポッターの秘密のロマンス」
とか何とか、そういうシリーズが始まるかもしれませんね(^^)
Posted by 清太郎 at 2007年07月13日 13:32
何故、何故ロンなのか!
何故ハーマイオニーではなくロンなのか!!

と言う事だけ言いたいです。
頭の良いお嬢様が好きなんです。はい。
Posted by 黄黒真直 at 2007年07月13日 22:51
いや、ははは。
3人のうち1人だけ残るとしたら、やっぱロンかなあ、と‥‥。死んでもいちばんドラマチックじゃなさそうなのがロンだと思うし‥‥。(ロンのこと、なめてます。
Posted by 清太郎 at 2007年07月14日 15:49
バカじゃねーの
Posted by at 2007年08月19日 13:37
いや、あなた、そのバカ加減を楽しめないと‥‥。
Posted by 清太郎 at 2007年08月19日 22:39
見ないようにしている7巻の結末をみてしまったのかと一瞬すっげーびっくりしました。
つーか、慌てて次の日記に飛びました。(慌てモノ

よかった。「ホームズの帰還」知ってて。

よく考えたら、清太郎さんがそんなことするはずないんですよね。
○のサンが朝ズバでやらかしたことを聞いてから、
ものすごく過敏になりすぎててネットめぐりさえしていなかったのに、
こんなところにトラップが…!
とか、泡くってしまいました。

私、疲れてるかも。w
Posted by 未森 at 2007年09月20日 12:00
だいじょうぶですよう(^^) み○さんではないのだから、そんな無粋なことは、いたしません。
とかいいつつ、いきなりバラしてみたりして。実は真犯人はハリーではなく‥‥、って何の話だ。
Posted by 清太郎 at 2007年09月20日 13:07
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