2007年07月04日

ナツイチの「次はコレ!」をたどる

いつの間にか7月に入りまして、本屋さんの店頭では今、各文庫のフェアが真っ盛りです。
昨年は新潮・角川・集英社各文庫の「100冊」を比べたコラムを書きましたが、今年もこれをネタにひとつ‥‥と思い、本屋さんで各社のパンフレットをもらってきたところ、うむ、これこれ。
集英社と角川が同じことをしていました。(去年までもやってたのかな。覚えていない‥‥。)
集英社が「次はコレ!」
角川が「次に読む本を発見。」
要するに、“1冊読んだその次は、内容やテーマにつながりのあるこの本がおすすめ”というのね。100冊内で次々にリンクをたどって、本の世界がどんどん広まる‥‥、ということで、何やら以前にやったamazonの本つなぎゲームにも似て楽しそうです。
両文庫、はたしてどのくらいの本が相互にリンクされているのか。どのくらいの広がりがあるのか。最初にどの本を選べば、つながりがもっとも広がるのか‥‥。

早速、見てみましょう。今日はまず、集英社文庫「ナツイチ」です。集英社は、昨年に続き今年も蒼井優を起用。かつての広末涼子の時代をもう一度‥‥、といったところでしょうか。「こころ」など3作は蒼井優の文庫判写真集か?というような表紙で、好きな人にはたまらぬのでしょう。
さて、このナツイチの「次はコレ!」を実際にたどってみましょう。煩雑ではありますが、パンフレットの最初から順番に、100冊すべてを見ていくことにします。

(1・2)
水滸伝1・2(北方謙三)→闇の花道(浅田次郎)→鉄道員(浅田次郎)→闇の花道。
あれ? もう終わり? ‥‥拍子抜けでした。なんだよー。リンクしていたのは、たった3冊。4冊目で、前に読んだ本に戻ってしまいました。
(3)
闇の花道 2冊(1・2参照)。
(4)
天切り松読本(浅田次郎監修)→闇の花道→鉄道員→闇の花道。3冊。案外、のびないですね。
(5)
アド・バード(椎名誠)→となり町戦争(三崎亜記)→サウンドトラック(古川日出男)→幻夜(東野圭吾)→ボーダーライン(真保裕一)→第三の時効(横山秀夫)→幻夜。
うーん、それなりに健闘したのかな。それでも6冊。もっとずんずんリンクがのびるものだと思ってたのに。誰よ、これつくったの。
(6)
岳物語(椎名誠)→すべてのいのちが愛おしい(柳澤桂子)→おむすびの祈り(佐藤初女)→行動することが生きることである(宇野千代)→ひとりの女(群ようこ)→あの頃ぼくらはアホでした(東野圭吾)→ワセダ三畳青春記(高野秀行)→笑う招き猫(山本幸久)→ショートソング(枡野浩一)→恋する四字熟語(佐藤真由美)→死ぬほど好き(林真理子)→お縫い子テルミー(栗田有起)→行動することは生きることである。
おお、いや、ダメかと思ったら、いいじゃないですか。なかなかの連鎖。最初の岳物語からはちょっと思いつかないような本が読めました。いきなり説教くさそう、と危惧したけど、青春・恋愛ものにうまく回帰して12冊。こういうのを期待してたのよ。
(7)
落ちこぼれてエベレスト(野口健)→神々の山嶺(夢枕獏)→落ちこぼれてエベレスト。
‥‥2冊でおしまい。ダメダメです。別に「山」にこだわらなくてもいいのに。ホント、誰よ、これつくったの。
(8・9)
サウンドトラック(上下) 4冊(5参照)。
(10)
となり町戦争 5冊(5参照)。
(11・12)
神々の山嶺(上下) 2冊(7参照)。
(13)
エンジェル(石田衣良)→MOMENT(本多孝好)→永遠の放課後(三田誠広)→いちご同盟(三田誠広)→天使の卵(村山由佳)→いちご同盟。
5冊。三田誠広から村山由佳に行ったときには、この方面の恋愛小説リンクが広がるのかと思ったのだけど、あっけなかったです。
(14)
スローグッドバイ(石田衣良)→プリズムの夏(関口尚)→きみのためのできること(村山由佳)→天使の卵→いちご同盟→天使の卵。
5冊。うーん、これもつまんないなあ。
(15)
1ポンドの悲しみ(石田衣良)→永遠の放課後→いちご同盟→天使の卵→いちご同盟。
4冊。結論。石田衣良で始めるのはダメでした。
(16)
実戦!恋愛倶楽部(一条ゆかり)→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き→お縫い子テルミー→行動することは生きることである→ひとりの女。
10冊。まずまずですが、これなら岳物語を最初に読んだ方がいい。
(17)
なつのひかり(江國香織)→蛇にピアス(金原ひとみ)→こころ(夏目漱石)→友情・初恋(武者小路実篤)→永遠の放課後→いちご同盟→天使の卵→いちご同盟。
ここにきてようやく古典ものが出てきましたが‥‥。うーん、なんですぐ三田誠広につなげたがるのだろう。7冊。
(18)
東京物語(奥田英朗)→永遠の出口(森絵都)→いちご同盟(んーもう、またかよ!)→天使の卵→いちご同盟。
4冊。そりゃ、いちご同盟が定番なのはわかるけどね、なんで森絵都からすぐつなげる必要があるのよ。
(19)
ネバーランド(恩田陸)→いちご同盟。以下略。
3冊。んーもう、またいちご同盟かい。
(20)
ららのいた夏(川上健一)→スポーツドクター(松樹剛史)→ネバーランド→いちご同盟。以下略。
5冊。どうしてそんなにいちごなの!
(21)
みどりの月(角田光代)→ジャージの二人(長嶋有)→小春日和(野中柊)→天然コケコッコー(下川香苗)→永遠の出口→いちご同盟。以下略。
7冊。「青春・恋愛」ジャンルにとどまってるかぎりは、いちご同盟/天使の卵にたどりついちゃうのね‥‥。
(22)
蛇にピアス 6冊(17参照)。
(23)
お縫い子テルミー→行動することは生きることである→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き→お縫い子テルミー。
9冊。おお、ここで初めて、最初の本に戻ってくるループが登場です。
(24)
瑠璃の海(小池真理子)→死ぬほど好き→お縫い子テルミー→行動することは生きることである→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き。
10冊。いちご同盟/天使の卵に行かないと、ほっとしますね。
(25)
恋する四字熟語 9冊。お縫い子テルミーと同じループ内です。
(26)
プリズムの夏 4冊(14参照)。いちご同盟派です。
(27)
ジャージの二人 6冊(21参照)。これも、いちご同盟派。
(28)
小春日和 5冊(21参照)。同上。
(29)
死ぬほど好き 9冊。お縫い子テルミーのループ。
(30)
MOMENT 4冊(13参照)。いちご派。
(31)
ショートソング 9冊。お縫い子ループ。
(32)
スポーツドクター 4冊(20参照)。いちご派。
(33)
いちご同盟 2冊(13参照)。天使の卵とこれさえ読めば、恋愛・青春ジャンルのカナメはおさえられます。集英社文庫のボスキャラといったところか。
(34)
永遠の放課後 3冊(13参照)。同じタイトルばかり出てくるし、なんだか飽きてきた。
(35・36)
夏雲あがれ(上下)(宮本昌孝)→ネバーランド→いちご同盟。以下略。
4冊。んーもう、久々に新顔が出てきたと思ったのに!
(37・38)
テニスボーイの憂鬱(上下)(村上龍)→悪人海岸探偵局(大沢在昌)→ボーダーライン→第三の時効→幻夜→ボーダーライン。
5冊。いちごに行かなかったのはいいけど、なんでテニスボーイからこういう流れになるのかしら。
(39)
永遠の出口 3冊(18参照)。これがいきなりいちご同盟につながるのは、どうも納得がいかないなあ。
(40)
シュガーレス・ラヴ(山本文緒)→みどりの月→ジャージの二人→小春日和→天然コケコッコー→永遠の出口→いちご同盟。以下略。
8冊。山本文緒から角田光代はしかたがないとしても、うーん。
(41)
キスまでの距離(村山由佳)→海を抱く(村山由佳)→青のフェルマータ(村山由佳)→プリズムの夏→きみのためのできること→天使の卵→いちご同盟→天使の卵。
7冊。村山由佳で始まって、村山由佳で終わりました。なんだか全然広がりがないよ。
(42)
聞きたい言葉(村山由佳)→永遠の放課後→いちご同盟→天使の卵→いちご同盟。
4冊。村山由佳と三田誠広だけか‥‥。
(43)
青のフェルマータ 5冊(41参照)。
(44)
海を抱く 6冊(41参照)。
(45)
天使の卵 2冊。出たな、ボスキャラ。
(46)
きみのためにできること 3冊(41参照)。村山由佳と三田誠広を最初に読むと、読書の幅が広がらないので注意しましょう。
(47)
愛しても届かない(唯川恵)→今夜誰のとなりで眠る(唯川恵)→肩ごしの恋人→シュガーレス・ラヴ→みどりの月→ジャージの二人→小春日和→天然コケコッコー→永遠の出口→いちご同盟。以下略。
11冊。ナツイチに入ってる3冊の唯川恵を総ナメしたあと、いちごへ。ある意味、これも王道か。しかし、以上、これまで何で唯川恵が入ってこなかったんだろ。唯川恵→三田・村山は可だけど、逆はダメなのか。
(48)
肩ごしの恋人 9冊(47参照)。
(49)
今夜誰のとなりで眠る 10冊(47参照)。唯川恵を1冊だけで済ませたいなら「肩ごしの恋人」で、ということですね。
(50)
笑う招き猫 9冊。お縫い子ループです。ようやく半分まで来たよー。
(51)
喜びの涙をあなたと(サンドラ・ブラウン)→肩ごしの恋人→シュガーレス・ラヴ→みどりの月→ジャージの二人→小春日和→天然コケコッコー→永遠の出口→いちご同盟。以下略。
10冊。どちらも読んだことないから微妙なところがわかんないのだけど、サンドラ・ブラウンと唯川恵って、こんなふうにつながっちゃうものなの?
(52)
天然コケコッコー 4冊(40参照)。これもいちご派。ちなみに「恋愛・青春」ジャンルはこの作品でおしまいです。やれやれ。
(53)
オロロ畑でつかまえて(荻原浩)→なかよし小鳩組(荻原浩)→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き→お縫い子テルミー→行動することは生きることである→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記。
途中からお縫い子ループに入って12冊。
(54)
なかよし小鳩組 11冊(53参照)。
(55)
もものかんづめ(さくらももこ)→さくら日和(さくらももこ)→がんばらない(鎌田實)→すべてのいのちが愛おしい→おむすびの祈り→行動することが生きることである→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き→お縫い子テルミー→行動することは生きることである。
14冊。「すべてのいのちが愛おしい」以下は「岳物語」と同じです。14冊は現在のところトップ!
(56)
さくら日和 13冊(55参照)。
(57)
ワセダ三畳青春記 9冊。お縫い子ループ。
(58)
ハナシがちがう!(田中啓文)→笑う招き猫→以下、お縫い子ループ。
10冊。せっかくの新顔だけど、すぐにお縫い子ループに回収されてしまいました。ちょっと残念。
(59)
あの頃ぼくらはアホでした 9冊。お縫い子ループ。
(60)
怪笑小説(東野圭吾)→ZOO(乙一)→夏と花火と私の死体(乙一)→となり町戦争→サウンドトラック→幻夜→ボーダーライン→第三の時効→幻夜。
8冊。東野圭吾から離れたと思ったら戻っていきました。
(61)
ひとりの女 9冊。お縫い子ループ。
(62)
その女の名は魔女(赤川次郎)→孔雀狂想曲(北森鴻)→コンビニ・ララバイ(池永陽)→鉄道員→闇の花道→鉄道員。
5冊。赤川次郎はいまだ現役なのねえ。
(63)
風が吹いたら桶屋がもうかる(井上夢人)→コンビニ・ララバイ→鉄道員→闇の花道→鉄道員。
4冊。なんだか疲れたきた。
(64)
悪人海岸探偵局→ボーダーライン→第三の時効→幻夜→ボーダーライン。
4冊。これもなんだか広がりに欠けるよねえ。
(65)
夏と花火と私の死体 5冊(60参照)。
(66)
暗黒童話(乙一)→ZOO(乙一)→夏と花火と私の死体(乙一)→となり町戦争→サウンドトラック→幻夜→ボーダーライン→第三の時効→幻夜。
8冊。東野圭吾もけっこうなボスのようです。
(67・68)
ZOO1・2(乙一) 7冊(66参照)。
(69)
光の帝国(恩田陸)→ネバーランド→いちご同盟。以下略。
4冊。わー、油断してたら、またいちごが!
(70)
レインレイン・ボウ(加納朋子)→笑う招き猫→以下、お縫い子ループ。
10冊。お縫い子ループもけっこう強力です。
(71)
孔雀狂想曲 4冊(62参照)。鉄道員/闇の花道に回収。浅田次郎もボスキャラです。
(72)
ボーダーライン→第三の時効→幻夜→ボーダーライン。
3冊。わずか3冊ながら、円環ができてました。
(73)
こどもの一生(中島らも)→MOMENT→永遠の放課後→いちご同盟、以下略。
5冊。ねえ、なんで中島らもが、いちご派なわけ?
(74)
幻夜 3冊(72参照)。3冊だけのループです。
(75)
地下街の雨(宮部みゆき)→河童(芥川龍之介)→人間失格(太宰治)→車輪の下(ヘッセ)→谷川俊太郎詩選集I(谷川俊太郎)→銀河鉄道の夜(宮沢賢治)→星の王子さま(サンテグジュペリ)→銀河鉄道の夜。
7冊。予想外の展開。っていうか、なんで地下街の雨から河童なわけ? 水つながり?
(76)
第三の時効 3冊(72参照)。3冊だけのループです。
(77・78)
呪われた町(上下)(スティーヴン・キング)→ZOO→夏と花火と私の死体→となり町戦争→サウンドトラック→幻夜→ボーダーライン→第三の時効→幻夜。
8冊。東野圭吾が大活躍です。
(79)
鉄道員 2冊。闇の花道と鉄道員で、浅田次郎自己完結。
(80)
コンビニ・ララバイ 3冊(63参照)。感動系だからって、浅田次郎にすぐつなげることはないと思うんだけど。
(81)
のほほん絵日記(さくらももこ)→さくら日和→がんばらない→すべてのいのちが愛おしい→おむすびの祈り→行動することが生きることである→ひとりの女→あの頃ぼくらはアホでした→ワセダ三畳青春記→笑う招き猫→ショートソング→恋する四字熟語→死ぬほど好き→お縫い子テルミー→行動することは生きることである。
14冊。2冊目以降は「もものかんづめ」と同ルートで、同じくトップの冊数。さくらももこの度量の深さ、ということなのか。
(82)
行動することが生きることである 9冊。お縫い子ループ。
(83)
日のあたる白い壁(江國香織)→なつのひかり→蛇にピアス→こころ→友情・初恋→永遠の放課後→いちご同盟→天使の卵→いちご同盟。
8冊。いちご派は根強いです。
(84)
がんばらない 12冊(81参照)。途中からお縫い子ループ。
(85)
おむすびの祈り 10冊(81参照)。2冊目からお縫い子ループ。
(86)
十八歳(谷川俊太郎)→私を変えたこの一冊(集英社文庫編集部編)→銀河鉄道の夜→星の王子さま→銀河鉄道の夜。
4冊。2冊目、3冊目へのリンクはけっこう意外でした。
(87)
谷川俊太郎詩選集I 3冊(75参照)。広がりそうで広がらないですね。
(88)
こちら救命センター(浜辺祐一)→救命センターからの手紙(浜辺祐一)→谷川俊太郎詩選集I→銀河鉄道の夜→星の王子さま→銀河鉄道の夜。
5冊。2冊目から3冊目へのリンクが意外。むしろ救命センターからいきなり銀河鉄道にジャンプしてもよかったのに。(って、それじゃ不謹慎か。)
(89)
救命センターからの手紙 4冊(88参照)。
(90)
すべてのいのちが愛おしい 11冊(81参照)。これも途中からお縫い子ループ。ついに9割だよー。
(91)
こころ 5冊(83参照)。これがいちご派というのも納得いかないです。
(92)
銀河鉄道の夜 2冊(86参照)。銀河鉄道と星の王子さまがペアっていうの、短絡的すぎない?
(93)
友情・初恋 4冊(83参照)。これがいちご派というのは、まあしょうがないかもしれないけど。それにしても、蒼井優の表紙で気合の入った「こころ」「銀河鉄道」「友情・初恋」がわずかこれだけのリンクで終わっちゃうのって、拍子抜けすぎると思うんだけど。
(94)
人間失格 5冊(75参照)。ちなみに表紙イラストは「DEATH NOTE」の小畑健。
(95)
河童 6冊(75参照)。
(96)
坊っちゃん(夏目漱石)→ワセダ三畳青春記→以下、お縫い子ループ。
10冊。どこからも「坊っちゃん」にリンクしないのはザンネンです。
(97)
青い麦(コレット)→海を抱く→青のフェルマータ→プリズムの夏→きみのためのできること→天使の卵→いちご同盟→天使の卵。
7冊。コレットから村山由佳ですか。でもって、いちご。うーん。
(98)
九つの物語(サリンジャー)→人間失格→車輪の下→谷川俊太郎詩選集I→銀河鉄道の夜→星の王子さま→銀河鉄道の夜。
6冊。疲れた。
(99)
星の王子さま 2冊。はー。
(100)
車輪の下 4冊(75冊)。もうダメ。っていうか、ぜんぶで100冊じゃなかったんだ。
(101)
長距離走者の孤独(アラン・シリトー)→車輪の下→谷川俊太郎詩選集I→銀河鉄道の夜→星の王子さま→銀河鉄道の夜。
5冊。この期に及んで新顔が登場です。
(102)
私を変えたこの一冊 3冊(86参照)。終わったー。

ということで、はー、疲れた。めちゃんこ面倒でした。時間もかかったし。いいアイデアだ、と思ったわりには徒労に終わった気がします‥‥。
が、ともあれ、以上の結果から、まとめ。

・「次はコレ!」をたどっても、あまり本の世界は広がらない。
・もっともつながりが広がるのは、さくらももこ「もものかんづめ」と「のほほん絵日記」で14冊。思ったよりも少なかったです。ちょっとガッカリ。でも、さくらももこを見直しました。
・逆に、いきなり壁にぶちあたってしまうのは、「闇の花道」「鉄道員」「落ちこぼれてエベレスト」「神々の山嶺」「いちご同盟」「天使の卵」「銀河鉄道の夜」「星の王子さま」。これらを最初に選ぶと、読書の世界がまったく広がりません。
・とはいえ逆にいえば、これら8冊および、ループしている「お縫い子テルミー」など9冊、「幻夜」など3冊の計20冊を読めば、今年のナツイチの基本をおさえたことになるかもしれませんね。

さーて、次は角川文庫か‥‥。
‥‥。
はー、しばらく休憩してからにしよう‥‥。
posted by 清太郎 at 23:49| Comment(6) | TrackBack(1) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわあ、お疲れ様です!
今年のラインナップはまだ見ていなかったので、予習にもってこいでした☆
角川も楽しみにしています。
Posted by あさひ at 2007年07月05日 16:11
ホント、つかれたよー。
しかも、あんまりおもしろい企画じゃなかった。はー。
角川、いま書いてます。途中で投げ出すわけにはいかないし。はー。
Posted by 清太郎 at 2007年07月05日 23:20
すっごい!
お疲れさまです〜。
がんばれ〜!

さくらももこ、なんでもあり、ってことか。
Posted by シキ at 2007年07月06日 00:28
そんなわけで、疲れました(^^;
さくらももこ強し。まあ集英社生え抜きだし。あんまり関係ないか。
Posted by 清太郎 at 2007年07月07日 00:00
引き続き、ナツイチにもコメントします。

「次はコレ!」に絞って突っ込みをいれているところは僕の記事にはない視点なので面白いですね。たしかに数珠繋ぎにしたときに本当にこのつながりでいいのかよという異論はたくさんでると思いますね。

ただ僕が思うに、この企画は「本の世界を広げる」というコアな読書好きの期待に応えるものではないと思います。昨年から初めてナツイチで始められた企画ですが、そもそもナツイチ自体がかなり特定の購買層(若い女性)を意識して作られていて、夏のフェア限定で「もし気に入った本があれば、次にコレも読んでみませんか?」みたいなくすぐり方をしているにすぎません。

これはもちろん商売上手と言えばそうなんでしょうが、やはり分かりやすいサービスと言えるんではないでしょうか。
Posted by アスラン at 2007年07月24日 02:30
そうですね、おそらく売りたい対象は、ふだんから本をよく読んでる人よりも、これをきっかけに本を手にとる人でしょうから、1冊か2冊買って、もう1冊くらい‥‥、と考えたときに、この「次はコレ!」は親切なアイデアだと思います。
本読み向けのコアな企画を、岩波かハヤカワあたりでやってくれるとおもしろいのに‥‥、とは思うのですが。
Posted by 清太郎 at 2007年07月24日 12:49
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