2010年05月01日

ノンフィクション万博を開こう

6月のワールドカップ開催を前に、新宿の紀伊國屋書店では、先月から「ワールド文学カップ」が開催されてます(5月17日まで)。
紀伊國屋新宿本店スタッフ有志による「ピクウィック・クラブ」の企画で、ワールドカップを模して、ブロックA(ヨーロッパ) 、ブロックB(中東・アフリカ) 、ブロックC(アジア・オセアニア) 、ブロックD(アメリカ)に分けて文学作品をおすすめしちゃおう、というフェア。シンプルだけど、興奮しますよね、こういうの。やっぱり書店員さんって、ホントに本が大好きなんだなあ、という基本を思い出させてくれるステキ企画です。
と、書評系ブログをはじめあちこちで絶賛されているわけですが、でも残念ながら、新宿ってあんまり用がないから、なかなか行けないのよねえ‥‥。見に行く前に終わってしまいそう‥‥。

ところで、これ、おもしろーい、と話題にしてばかりいないで、
「なーにがワールドカップだ、なーにが海外文学だ、うちはもっとスゴイもんねー」
と、似たようなフェアをやる本屋さんはないものか。
出版業界って伝統的に、柳の下の二匹目、三匹目、n匹目のドジョウが大好きな体質のはずなんですが、こと本屋さんに限っては、高いプライドがあるのか、そういう二番煎じ企画って、あんまり聞かないです。

ということで、例のごとく、本屋さんがやらないのなら、うちでやろうではありませんか。
ワールドカップと海外文学ではそのまんますぎてつまんないから、ジャンルをずらして、でもって、そういえば今日から上海万博が開催してるし、
「ノンフィクション万博」
ではどうでしょうか。(なんだか語感が古臭い気がするのは、万博ってコトバがレトロだからだと思います。)
世界各国を代表するノンフィクションやルポタージュをドーン!と集めて‥‥、というと、しかし考えてみると、日本はともかく、海外でその国の人が書いたノンフィクションって、どれだけ知ってるのか‥‥?
‥‥。
いきなり挫折‥‥。
という気がするので、その国の人が書いたんじゃなくて、その国のことを書いた、あるいはその国を舞台としたノンフィクション、ルポ、ということにしましょう。それだと旅行記ばかりになっちゃいそうだから、ふつうの旅行記っぽいのは極力避ける、ということにして。
1国1冊、ドカンと集めて、計200冊くらい。
よーし、これだけあれば、ワールド文学カップなんて、目じゃないぞー。
では早速、ノンフィクション万博の開幕〜。パンパカパーン!

えーと、まずは日本から1冊。
これについては皆さんいろいろご意見と、そしてとっておきの一冊をおもちでしょうが、主催者の権限により、勝手に決めさせていただきます。
日本の一冊は、もうこれはたまらぬ偏愛ステキルポ、
足立倫行『日本海のイカ』


日本海のイカ (新潮文庫)

日本海のイカ (新潮文庫)

  • 作者: 足立 倫行
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 文庫




これでいきます。
日本海側の漁港をめぐって、イカ釣り船に同乗させてもらって、イカ漁師さんや港の皆さんから話を聞いて、一緒に酒飲んで‥‥、ただそれだけの地味〜な感じのルポのはずなのに、漁業の今と日本の社会への眺望がパーッと開けて、ふつうに生活する元気が出てくる。ルポタージュの基本の基本だと思います。

200冊もあると、1冊あたりそんなに熱く語っている余裕がありませんから、ササッと次にいきますよー。
次は、お隣の韓国。
超マイナーな一冊ですが、18世紀に書かれた漂流記、張漢普w漂海録』(新幹社、1990)はどうでしょうか。
済州島から中央へ、科挙に行こうとして遭難して漂流しちゃうんだけど、その著者がもうメチャ高飛車。書物で得た知識を滔々と並べ立てて現場の船乗りさんを指揮してしまったりして、そ、そんなんでいいんですか‥‥!?

その隣、北朝鮮は、のなかあき子『北朝鮮行ってみたらこうなった』とか、爆笑系旅行記がいろいろありそうだけど、まあふつうの旅行記だからなあ、うーん、パス。
で、中国。
中国もこれまたネタに尽きないから、最近の経済や政治を批判するものからシルクロードや雲南省への正しい探検ものまで各ジャンル満遍なく揃っていますが、ここではあえて、
さくら剛『三国志男』


三国志男 (SANCTUARYBOOKS)

三国志男 (SANCTUARYBOOKS)

  • 作者: さくら 剛
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリパプリッシング
  • 発売日: 2008/05/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




コーエーの歴史ゲーム「三国志」を愛するあまり、中国語もできないのに三国志遺跡めぐりの無謀な旅に出てしまうルポで、まずはもうタイトルのインパクトがステキすぎ。内容も、たとえば夏侯淵の墓に行こうとバイクタクシーに乗ったら市民霊園に連れて行かれちゃって
「このドアホがっっ!! 市民霊園に夏侯淵の墓があるわけねーだろうがっっ!!! やっぱり適当に答えてやがったなテメー恥を知れコラッッ!!!」
なんて、こんなのばっか。

次。
そのお隣のインド。
インドといえば、まずはこれでしょう、ラピエール&コリンズ『今夜、自由を』
大英帝国最後のインド総督として、植民地支配のしんがり役を果敢に務めるマウントバッテン総督を中軸に、インド解放の希望の星ガンディー、実質的な独立運動指導者ネルー、パキスタン独立をもくろむジンナー、さらに各地の藩主たちが、それぞれ思惑を胸に、絡み合い、もつれ合っての大乱戦。独立の日へと一気呵成に突入して、さらにその果てに‥‥! という、いかにもノンフィクションらしい正統派直球ノンフィクション。これを絶版にしている早川書房を、インド政府は公式に非難すべきです。

次は南へちょっと飛んで、シンガポール。
E・J・H・コーナー『思い出の昭南博物館―占領下シンガポールと徳川侯』
著者は当時英領だったシンガポールで博物館の職員だった人。そこに日本軍が攻めてきて、あっけなくシンガポール陥落。占領されちゃった! どころか、自分も捕虜になっちゃった! うわー、博物館の貴重な資料が、野蛮な兵隊どもに蹂躙されちゃう! と思ったら‥‥、意外に日本にも話のわかる、科学の価値のわかる人たちがいて‥‥。
ということで、著者ら英国の学者と日本人の学者が協力して、戦時下の博物館を守り通すという、まあちょっとありがちな戦時下のいい話かもしんないけど、この手の「人の命より、大事なものがあるんだ!」的な科学者の奮闘、嫌いじゃないです。

次は、海を渡って、インドネシア。ジャワ島を舞台にした、
多胡吉郎『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』


リリー、モーツァルトを弾いて下さい

リリー、モーツァルトを弾いて下さい

  • 作者: 多胡 吉郎
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/12/02
  • メディア: 単行本




ピアニストとして今でもわりと人気のリリー・クラウスは、開戦に巻き込まれてジャワ島で日本軍によって抑留されてたのね。その3年にわたる抑留生活を描いたのが本書。
強制労働に従事させられたりもするけど、でも同じく抑留されてる人たちをピアノによって慰めたり、さらには日本人ともピアノを通じた真実の交流があって‥‥。という、まあこれも反戦派のリアリストからすれば甘っちょろい内容かもしんないけど、それでも、物資もない、精神的に余裕もない、ピアノも粗末なアップライトで、しかしそこで奏でられたモーツァルトは、何よりも尊く‥‥。うーむ、たまらぬ一冊です。

海を越えて、さらに南へ。次はオーストラリアです。
アラン・ムーアヘッド『恐るべき空白』


恐るべき空白 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

恐るべき空白 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

  • 作者: アラン ムーアヘッド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/04/21
  • メディア: 単行本




こちらは打って変わって、硬派骨太、これぞ漢(おとこ)のノンフィクション。前人未到のオーストラリア内陸部への無謀な探検に乗り出し、初めての大陸縦断を成し遂げるも、過酷な自然の前に、次々と命を落としていった男たちの壮絶な記録。小説を超えるすさまじい現実と豪腕ムーアヘッドの炎の筆力、その超弩級強烈タッグに、読者全員失禁です。

北半球に戻って、大きなところで、ロシア。
ロシア、というかソ連なんだけど、
武田百合子『犬が星見た』


犬が星見た―ロシア旅行 (中公文庫)

犬が星見た―ロシア旅行 (中公文庫)

  • 作者: 武田 百合子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: 文庫




オットの泰淳、竹内好と一緒に参加したソ連ツアーの顛末記で、ふつうの人が書けばただの旅行記なんだけど、武田百合子の目と頭脳というブラックボックスを通して出力されると、これがもう、ああ、ホントに‥‥。何気ない風景、ごくふつうの日常が、珠玉のきらめきを放ちます。

次は、ウクライナ。ちょっとハードに、
メアリー・マイシオ『チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌』


チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌

チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌

  • 作者: メアリー マイシオ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本




史上最悪の原子力発電所事故の後、チェルノブイリにはぺんぺん草も生えないかと思ってたら、ぜんぜんそんなことなくて、むしろ人間の立ち入りが禁止されている分、広大な森が生まれ、希少種の動物たちが集まる野生の王国になっていた! もちろん、それらは高濃度に汚染されているけれど‥‥。
汚染された地域を実際にその足で歩いてきた著者は、自然を主人公とした本書によって、チェルノブイリ事故とその後に対する俯瞰的な視点を与えてくれます。

さらにヨーロッパ方面へ。東欧。アルバニアあたりかな?
イザベル・フォンセーカ『立ったまま埋めてくれ―ジプシーの旅と暮らし』


立ったまま埋めてくれ―ジプシーの旅と暮らし

立ったまま埋めてくれ―ジプシーの旅と暮らし

  • 作者: イザベル フォンセーカ
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本




実際にロマ(ジプシー)たちと暮らしをともにした著者が、現代のロマの実態とその被差別の歴史を克明に描く。今でもヨーロッパの中で異邦人であり続ける彼らの生き方や感性には、それなりの論理と哲学があるんだ、とわかって、目からウロコ。でも、何よりも、このかっこいいタイトルにガツンとやられます。たまらん。
ちなみに、イラクにおけるジプシーについては、上原善広『被差別の食卓』で、目からウロコ。

そしてヨーロッパ中央部へ。まずはドイツ。
ボルフガング・シュトラール『アドルフ・ヒトラーの一族』


アドルフ・ヒトラーの一族―独裁者の隠された血筋

アドルフ・ヒトラーの一族―独裁者の隠された血筋

  • 作者: ヴォルフガング シュトラール
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本




ヒトラーって、あんな権力者になったにもかかわらず、自分の一族を要職につけたりとかしなかった。それは、自らの出生や家族について、あんまり知られたくなかったからなのかも。だって、もしかしたら、両親は近親相姦(おじと姪)の関係だったかもしれないのだから‥‥。ということで、知られざるヒトラーの親族について、その祖父母の代から一人ひとり丹念に跡付けていく。
って、あ、これ、前にも紹介したことあったっけ(⇒こちら)。

前にも紹介したことあるつながりで、次のイタリアでは、これ。
八木虎造『イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました』


イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました

イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました

  • 作者: 八木 虎造
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/11/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




なんだか知らないけど草野球で遊んでたつもりが、えっ、何これ、プロ野球だったの‥‥、という、のんびりした話。チームのオーナーの娘で日本アニメオタクのバレリアちゃんに萌えます。(⇒詳しくはこちら

地続きでフランス。フランスもののノンフィクションといえば、やっぱりこれでしょう。
またしてもラピエール&コリンズで申し訳ないが、このコンビの作品はすさまじくおもしろいのだからしかたがない。
『パリは燃えているか?』


パリは燃えているか?(上) (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

パリは燃えているか?(上) (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

  • 作者: ラリー・コリンズ&ドミニク・ラピエール著
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/03/29
  • メディア: 単行本




第二次大戦末期、苦境に立たされたヒトラーは、「もう悔しいからパリを焦土してから退却する!」と目論むのね。街中に仕掛けられた爆弾。歴史的建造物はまさに風前の灯。どうなる!? どうする!?
だが、最前線で指揮を執っていたパリ占領司令官コルティッツは、ヒトラーの命令に背くことを決意、そしてレジスタンスやパリ市民は、さらにそのとき連合軍総司令官アイゼンハワーは‥‥!? ということで、パリ版・勝海舟と西郷隆盛の江戸無血開城といった趣もある、全編緊迫のノンフィクションです。

でもって、えーい、スペインもラピエール&コリンズだ。
『さもなくば喪服を』


さもなくば喪服を (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

さもなくば喪服を (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

  • 作者: ドミニク・ラピエール
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




どん底の貧困家庭に生まれて、若くして国民のヒーローとなった闘牛士マヌエル・ベニテス。その一世一代の闘牛シーンと、彼の生い立ちから現在までの足取りとを交互に描くという緊張感たっぷりの手法に引き込まれ、手に汗握りつつぐいぐいと読んでいくと、うわー、思いがけなくもスペインという国の真実に気づくことになる、という、‥‥いや、もう、読書のヨロコビ、そしてノンフィクションの愉悦が、ここにあります。

えーと、なんだか疲れてきたというか、そろそろ飽きてきたので(私も読者の皆さんも)、ヨーロッパはこのくらいにして、アフリカへ渡りましょう。
とりあえず、コンゴ。
コンゴといえば、あれですよね、やっぱり。
モケレ・ムベンベです。
幻の怪獣です。
ということで、幻の怪獣ムベンベ探索の旅の記録、
レドモンド・オハンロン『コンゴ・ジャーニー』
を紹介したいところだけど、未読なので、こっち。
高野秀行『幻獣ムベンベを追え』


幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

幻獣ムベンベを追え (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/01/17
  • メディア: 文庫




早稲田大学探検部の連中による無謀な探検行。果たしてムベンベを見つけることができるのか? っていうか、それ以前に、ちゃんと現地までたどり着けるのか!? 本書に改題される前の『幻の怪獣・ムベンベを追え』を高校のときに読んで、早稲田探検部に少し憧れました。こんな体力がないので、あきらめましたが‥‥。
(ちなみに、いまだ現役の同著者による『ワセダ三畳青春記』は、コーヒー飲みながらとかでは絶対読んじゃいけない爆笑連続のオンボロアパート物語です。ここに出てくる大家のオバチャンは、一刻館の管理人さんよりも魅力的です。)

コンゴはそのくらいにして、次はタンザニア。
岩合日出子『アフリカポレポレ』


アフリカ ポレポレ―親と子のセレンゲティ・ライフ (新潮文庫)

アフリカ ポレポレ―親と子のセレンゲティ・ライフ (新潮文庫)

  • 作者: 岩合 日出子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1990/02
  • メディア: 文庫




動物写真家・岩合光昭の奥さんが、娘の薫ちゃんを連れてのアフリカ暮らしをまとめた一冊。
ハイエナがヌーの子を引き倒したのを目撃した薫ちゃん、
「ママ、ヌーの子供は死んじゃったよ。私もおなかがすいた」
「食べられたヌーの子供が、かわいそうだと思わないの?」
「かわいそうだよ。ほんとうに、かわいそうだと思う。だから見ているの」
というシーンは、いつ読んでも胸が詰まる。

さて、えーと、次は‥‥。
と思ったのだけど、しかしいいかげん疲れてきたし、まあ、このくらいで、いっか。200国200冊どころか、20冊にも達してないうえに、アメリカ大陸にも渡れなかったんだけど‥‥。
続きはどこかの本屋さんで、がんばって企画してくれるといいなあ‥‥(丸投げ)。


posted by 清太郎 at 16:10| Comment(4) | TrackBack(0) | おすすめ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
沢木耕太郎の深夜特急でかなりの国を稼げるなぁとか身もふたもない事を考えてしまった
Posted by だっぱら at 2010年05月01日 20:14
だっぱらさん。
深夜特急は移動しすぎなので、1国1冊の万博では使いづらいのです。あるいは、6分冊の1冊をどこかで代表させるとか。たとえば、国じゃないけど、マカオ。
Posted by 清太郎 at 2010年05月01日 20:27
こ、こんなによく出てくるなあ。
すごい。さすが。まいっちんぐー。
本屋さん、これですぐコーナーつくれますよ〜。万博万博!
Posted by シキ at 2010年05月03日 14:44
シキさん。
万博は予想外の不入りとのことで、やっぱり万博よりW杯のほうがいいのかなあ。
Posted by 清太郎 at 2010年05月05日 07:31
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