メイド姿や浴衣姿の女の子が膝枕で耳かきしてくれるお店、なんていうのがちょっと前に話題になりましたよね。
秋葉原くらいにしかないのかと思っていたら、先日、地元の駅前にも看板が出ていて、驚きました。けっこういろんなところにあるのね。
ということで、耳かき店が普及(?)してきた今、そろそろ、これの本バージョンが出てきてもいいと思いませんか。
ずばり、
「読み聞かせカフェ」
です。
「メイド服や浴衣の女の子が、本の読み聞かせをしてくれる」
というお店。
「え、それだけ?」
とお思いかもしれませんが、いや、でも、ほら、かわいい女の子が本を読んでくれるんですよ。一対一で、あなただけのために。
お店に入ると、店内はガラス張りの個室に分かれていて、個室にはそれぞれ、ひとり掛けのソファと小さなローテーブル、その脇にスツールが置いてあります。
お客さんがソファに腰掛けて待っていると、
「お待たせしましたぁ。ユキナでぇす。今日は、何をお読みしましょうか」
とメイド服または浴衣姿の店員さんが入ってくるので、持参した本を手渡し、読んでもらいたいところを指定する。
女の子はスツールに座り、軽やかに澄み切った声で、あるいは情感あふれるしっとりした声で、朗々と読み聞かせてくれるのです。
読み聞かせをしてもらってる間、女の子を鑑賞し放題、という点もひそかに評判です。
「別に本とか興味ないけど、かわいい女の子を好きなだけ凝視できるんで‥‥、ハアハア」
というお客さんも、3割くらいいます。
店員の女の子は、意外にも漢検準1級くらいは持っているので、読めない漢字で詰まったりしませんよ。泉鏡花だろうと源氏物語だろうと、よどみなく、すらすら読んでくれます。
あ、でも、ひとりくらいは、難しい漢字が読めないドジっ娘仕様の店員さんがいてもいいですね。
「‥‥えっと、あ、あの‥‥、これ、なんて読むんですか?」
と頬を染めて恥ずかしそうに聞いてくるので、お客さんは、
「どれどれ、どこかな」
なんて身を乗りだして、読み方を教えてあげるのね。
「はわわ、すごぉい、こんな難しい漢字、よく知ってますねぇ」
なんていわれるのも、まんざらではありません。
いや、これ、ひとりじゃ足りないですね、店員さんの半分くらいはこの仕様のほうがいいかも。
本は、原則的には持ち込みで。
手持ちの本がなくても、お店の本棚には太宰治「女生徒」や北村薫の《私》シリーズなど、それっぽいラインナップが揃っているので、そこからチョイスするのもいいでしょう。
過激なポルノ小説などはNGですが、お客さんの多くは意識的に、エッチな描写の多い小説を持ってきます。超能力青年が時間をとめて女の子の服を脱がせまくってしまうニコルソン・ベイカー「フェルマータ」(白水社)の、さらに作中で主人公が書いたポルノ小説の部分などを読んでくれるかどうかは、その場で店員さんと交渉してください。
ちなみに、エッチなシーンおよび怖いシーンが含まれていた場合、後で追加料金をいただくことがあります。
料金は、1時間3,500円くらいでしょうか(これでは安すぎるか?)。
指名料1,000円。
基本は和服またはメイド服ですが、追加料金を払えば、セーラー服やパジャマなどに着替えてくれます。胸元の開いたシャツとかスクール水着とかはさらに料金上乗せ。
もちろん、こんな男子向けサービスだけじゃなくて、女子向けもありますから、ご安心を。
代々木アニメーション学院なんかに通ってる声優志望のそれなりに見た目もいい男の子が、甘い声で読み聞かせてくれますよ。腐女子のかたは、お気に入りのBL小説を持ち込んでください。
とかいって、ふたを開けてみると、お客さんのほとんどが、さいきん眼がしょぼしょぼして本が読めないという熟年世代だったりして‥‥。
2009年02月20日
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なにより、読み聞かせてくれる女の子を鑑賞し放題ってのがいいですね。
もちろん女の子の方も演技派で、ちゃんとそのシーンの雰囲気に合わせた口調で読み上げてくれるんですよね。セリフのところは、1人1人個性が分かるように声色を変えて。
時には役を振り分けて、2人で1冊の本を読む、とか(地の文と女性のセリフは女の子が、男性のセリフは自分が、みたいな)。
当然、肩が触れ合うほどの密着度です。
ふふふ、黄黒さんも好きですねえ(^^)
店員さんはちゃんと研修を受けて、上手に読んでくれます。(たどたどしい仕様の子もいますが。)
2人で1冊のデュエットは、やっぱり追加料金ですよ。でも、「でへへ、ユキナちゃん、デュエットしようよ〜」などとあんまり言ってると、嫌われます。
楽しそうです。
「カフェ」といってる以上、たしかにコーヒーくらい出さないといけないですね。あるいはポットで紅茶か。
神保町あたりにできないかしら。
渋い執事モードもお願いします。
クールなダンディに甘いジュネ系読んでもらう〜。
美青年に、ちょっと恥ずかしそうに、「女生徒」読んでもらうのもいい。
いいな〜〜〜。
素敵なお姉さまに吉屋信子読んでもらいたい。。。
夢が広がります。
横たわって、うつらうつらしながら、
「山道を登りながら、かう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくにこの世は住みにくい。」
なんて、耳元で可愛い声が響くのを楽しむなんてえのは、たまらんかもです。
可愛い声で、漢語混じりの文章、漱石、鴎外、露伴なんてのがたまらんですな。
そうです。今時の軽い文章よりも、明治の硬い文章を読んでもらいたいです、って、小生、何興奮しているんでしょうか。
渋い執事は立ったまま、背筋をピンと伸ばせて読み聞かせ(本は片手持ち。もう片方の手は後ろに回して)。お客さんのお嬢様はロッキングチェアで紅茶でも飲みながら聴く、というシチュエーションでしょうか。「女生徒」を読む美青年は学生服がいいかしら。読み聞かせカフェ、いろいろ応用できそうですね〜。
すずめの巣さん。
おお、なかなかマニアックな好みですね。そうきましたか。
しかし、こうなると畳敷きの部屋も必要になりますね。
あるいは、読み聞かせカフェではなく、高級旅館などの「読み聞かせサービス」もいいかもしれません。就寝時間に若い女の子が「ねえや」としてやってきて、寝るまで本を読んでくれるの。
しっかりお金をかけて作れば、意外と本当にいい感じの大人の趣味になりそうな気もします。
いやでも、定額給付金を貯金するとか言ってる世の中では、本を読んでもらうのに金を払う人はいないかな。
お久しぶりです。なるほど、とり・みきですか。意外なところに。まあでもたしかに、本そのものもなかなか売れない今のご時世、難しいでしょうね。とはいっても、バブルの頃にこんな地味はサービスは受け入れられなかっただろうし。うーむ。
ところで、「朗読」というと、一対一というより多人数相手、というイメージです。朗読文化のあるヨーロッパなら、わりとふつうにあってもよさそう。ロンドンで、いきなりクイズが始まっちゃう「クイズパブ」に入ったことがあるので、そんな似たような朗読パブもありそうです。