2008年09月04日

水滸伝騎馬戦

サボっているうちにいつの間にやら9月になってしまいました‥‥。

ボイコットやらテロやらチベットやら大気汚染やら、なんやかんや言われながらも、北京オリンピックはそれなりの成功をおさめましたね。
いつもいってることですが、オリンピックって本音のところでは、純粋なスポーツイベントというよりもナショナリズム剥き出しの熱狂の場なんですから、そのあたりをもっと盛り上げるような競技があってもいいように思います。ということで、思いっきりタイミングをはずしたオリンピックネタ。

終わっちゃった今となってはもう遅いのですが、中国ならではの競技として、たとえば、
「水滸伝騎馬戦」
なんてのがあってもよかった。
参加するのは、水滸伝にちなんで、各チーム108人ずつ。もちろん1国1チームのトーナメント方式。選りすぐりの屈強な男どもが4人1組となって27の騎馬をつくって荒野の上で向かい合い、合図とともにドドドドドッ!と激突します。かぶっている帽子をとられるか、騎馬を崩されるかしたらアウト。終了のホイッスルが鳴ったときに、より多くの騎馬が残っているチームが勝ちです。
が、そこはそれ、国対抗ですから、燃えます。燃えまくりです。馬どうしの蹴り合い、騎乗者どうしの殴り合いは当たり前、全員流血、骨折者続出、怒号と悲鳴と血煙があがり、ヒートアップした一部の騎馬は観客席にまで殴り込んだりして阿鼻叫喚。日本×中国戦のような好カードが実現したら、挙国一致でテレビにかぶりついて応援することになるでしょう。
あるいは、
「水滸伝騎馬戦(女子)」
でもいいかも。会場はプール。選手は全員水着。こちらは、とくに好カードじゃなくても多くの男子がテレビにかぶりついて観戦し、選手は流血しませんが、観戦者が鼻血を出したりします。

水滸伝があるなら、西遊記があってもいいですよね。たとえば、
「西遊記ラリー」
っていうのはどうでしょう。
西安を出発して、シルクロードを通って天山山脈の北側を通ってカザフスタンからインド入りしてナーランダへ。復路は天山山脈の南側ルートを通って中国に戻ります。
三蔵法師+孫悟空・猪八戒・沙悟浄の一行にちなんで、こちらも4人で1チーム。もちろん、各国1チームずつの国別対抗戦です。新彊ウイグル自治区やアフガニスタンといった今ホットな地域を通るだけに、危険いっぱいでハラハラドキドキ。牛魔王や金角銀角はいませんが、代わりに他チームの妨害工作が待ち受けています。なんだか「チキチキマシン猛レース」っぽくて、やっぱり激しく興奮してしまいそうで、実現しなかったのが残念です。

でもって、ついでですから金瓶梅も競技化しましょう。退廃の限りを尽くす西門慶の物語です。西門慶の6人の夫人+αにちなんで、女子ばかりで1チーム7、8人。で、競技ルールは、なんだかよくわかんないけど、こう、くんずほぐれつというか、あーん、そんなところさわっちゃダメえ、というか何というかそんな感じで、‥‥この競技、テレビでは放映できませんでした。

次のロンドンオリンピックでは、ぜひ「ガリバー旅行記ヨットレース」「不思議の国のアリス障害走」「ロミオとジュリエット高跳び(男女ペア)」などを競技種目に加えてもらいたいものです。
posted by 清太郎 at 23:37| Comment(5) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
 北京オリンピック、なんだかんだいって盛り上がったのは時差がほとんどなくて普通の時間に見れたのも大きかったのでしょうかね。
 イギリスは9時間ずれだから、厳しいですね〜。
 それはさておき、西遊記的なレースとか面白そうですねぇ。日本とかでも東海道53次を53人で走るレースとかにしたら結構面白いかも。
Posted by 樽井 at 2008年09月05日 15:23
オリンピックは血を流さない戦争だと私の友人である中国からの留学生が言っておりました。

…家族には伏せておきたいのですが…できれば金瓶梅競技に参加希望です。黒一点の西門慶役は、不肖この銀河めにお任せください。
一番高いユンケルを飲んで、七生報国、八紘一宇、七転八倒、万事休すの精神でお国の名誉のために戦いたいと覚悟しています。
女子チームは大和撫子だけではなく、多国籍からの選抜。

うむ、いよいよ我が家の家宝、「密戯指南」で学んだ秘術を、お国のために役立てる時が来た…4年後に向けて特訓だぁ〜!
Posted by 銀河旋風児 at 2008年09月05日 18:22
「いまさら」と言いつつネタをやり切るところが素敵です。

いいですねぇ、西遊記ラリー。
でも冷静に考えると、それってだいぶ前に盛り上がった「聖火リレーの競技化」まんまですよね。
いっそ聖火リレーを西遊記のルートにすればよかったのに…。

ロンドンと言えばシャーロック・ホームズでしょう!
各国選りすぐりの美男美女(である必要ないけど)が、「踊る人形」のポーズでPEACEとかLOVEとかのメッセージを世界に向けて発信。
その姿勢の美しさとメッセージ性で得点を競い合います。
ただ、ミステリーマニアじゃないと読み取れないところが玉にキズですが。

「どこで開催する」ではなく、いずれでっかく「地球で開催する」と言う発想が生まれるのを待ちましょう。
Posted by 黄黒真直 at 2008年09月06日 02:26
つか絶対死人が出ますね、水滸伝騎馬戦。まぼろしの一回かぎりの競技となるでしょう。。。

と、今、パラリンピックの開会式やってますよ。
タイミングはそれなりにおっけーですね(^^)

ロンドンでの 不思議の国のアリス障害走 はすごく見たい!
選手はローティーン以下の女の子のみ。エプロンドレスがユニフォームです!
Posted by シキ at 2008年09月06日 21:08
遅いレスですみませんが‥‥。

樽井さん。
オリンピック、時差がないのはいいけど、仕事中にこっそりyahooのニュースとか見る頻度が増えてしまいました(^^;
東海道五十三次レース、いいですねえ。日本人がけっこう好きな駅伝ですね。箱根駅伝に対抗して、ホントに競技化してもいい気がします。帰りは中山道六十九次を走ったりすると、さらにハードです。

銀河旋風児さん。
いや、代表選手に選ばれたら、ぜったい家族にばれますから‥‥(^^; しかも、お国のために戦って凱旋しても、女子選手はファンクラブが花をもって待ってますが、男子選手は卵投げつけられたりするだけだと思います。「お前だけいい思いしやがって、コノコノ!」みたいな。

黄黒真直さん。
おお、たしかにシャーロック・ホームズもはずせませんね。どうせですから競技種目として「推理合戦」を導入してはどうでしょうか。開会式の途中でいきなり招待客の誰か(某国首相など)が殺されちゃって、いちばん早くその真犯人を推理してつかまえた選手が金メダルです。(銀メダル以下はどうしよう‥‥。)

シキさん。
うーむ、水滸伝騎馬戦は死人が出てしまいますか。
ま、それはそれで、多少スケールダウンして、「後水滸伝騎馬戦」として次のオリンピックでも行う、というのもいいような気がします。
不思議の国のアリス障害、おお、エプロンドレスとは気づきませんでした。これはたしかにぜひ競技種目に採用して欲しいところです。で、観客のほとんどが、帰り際に摘発されちゃったりするの。
Posted by 清太郎 at 2008年09月08日 22:19
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