2008年06月28日

「伊豆の踊子〜広瀬康一の奇妙な冒険」

すっかり話題に乗り遅れてしまったのですが、今年の集英社文庫「夏の一冊 ナツイチフェア」で、荒木飛呂彦が手がける「伊豆の踊子」の表紙があちこちで熱烈に歓迎(?)されてますね。本が好きで好きでたまらない、もうダメ、という人のためのブログでこの話題を取り上げないのは、体面上ちょっとどうかという気もするので、今さらながら、これをネタに。

izunoodoriko.jpg

舞い散る桜の花びらの下でジョジョっぽく踊る娘の姿。そこから想像できるのは、以下のような物語です。

杜王町からはるばる伊豆の温泉へと一人旅にやって来た広瀬康一。
なぜ温泉へ一人旅かって? おっと、その理由は聞かないでほしい。男の子には、ひとりで旅に出たくなる時があるものだ。
伊豆に到着した康一は、旅芸人の一座と出会う。そのとき、ふと何かが康一の頬にふれた。
エッ、何? 思わず頬に手をやると、そこには、桜の花びら。いつの間にか康一は、はらはらと舞い落ちる桜の花びらに取り巻かれていたのだ!
おかしいッ! 見回しても、桜の木はどこにも見えない! この花びらは、どこから降ってくるんだろう‥‥。
いや、それよりも!
ドドドドドド‥‥。
周りのみんなは、この花びらに‥‥、
ドドドドドドド‥‥。
気づいていないッ! もしや、これは‥‥、
ゴゴゴゴゴ‥‥。
ス、スタンドッ! 旅芸人の一座の中に、スタンド使いがいるッ!
不審に思った康一は、しばらく彼らと一緒に旅をすることに決めた。いや、不審な気持ち以上に、一座の中にいた娘、《古風の不思議な形に大きく髪を結って》いる、《卵形の凛々しい顔》の娘に惹かれたわけなのだが‥‥。

しかし、共に旅をしているうちに、その彼女こそがスタンド使いなのでは、と康一は疑惑を深めていく。
いったい何が狙いなのか。どんなスタンドなのか。自らの「エコーズ」で動向を探ろうとするも、待てよッ、もしボクがスタンド使いだと知らないとしたら、ここでバレるのは、ヤバイッ! ああッ、でも、あんなカワイイ子が、何のために、どうして、スタンドを‥‥!?
悶々として、眠れぬ夜を過ごす康一であった。

そしてあくる日。一座の中の男と連れ立って、川沿いの男湯に向かう康一。
《向こうのお湯にあいつらが来ています。ほれ、こちらを見つけたと見えて笑っていやがる。》
と、男が指差すところを見ると、川向こうの女湯。そのとき‥‥!
《ほの暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場のとっぱなに川岸へ飛びおりそうな格好で立ち、両手を一ぱいに伸ばして何か叫んでいる。手拭もない真裸だ。それが踊子だった。》
すると‥‥。
ゴゴゴゴゴ‥‥。
にわかに、空から‥‥。
ゴゴゴゴゴゴ‥‥。
無数の花びらが降り注ぐッ!
そして、
ズキュウウゥン‥‥!
康一は悟った! 
《子供なんだ。》
彼女は、自分がスタンド使いであることすらまだ知らない、子供なんだ‥‥。
踊子の《若桐のように足のよく伸びた白い裸身》を眺めながら、康一は《心に清水を感じ、ほうっと深い息を吐いてから、ことこと笑った》。

だが、しかし‥‥!

ということで、彼女のスタンド。
スタンド名:イージーダンサー
破壊力:?
スピード:C
射程距離:A
持続力:A
精密動作性:E
成長性:?
能力:桜の花びらを降らせるスタンド。はじめは何の役にも立たないように見えたが、康一のスタンド「エコーズ」のように脱皮して‥‥!!

‥‥といった感じのオマケマンガ「広瀬康一の奇妙な冒険」を巻末に付ければ、爆発的に売れると思います。
表紙だけじゃなく、もう一歩進んだコラボレーションを期待しています。


posted by 清太郎 at 18:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんばんは。
 清太郎さんもこのネタきましたか。
 いやぁ、これはインパクトありすぎでしょう。本当にスタンドだしそうだもん。
Posted by 樽井 at 2008年06月28日 23:35
樽井さん。
荒木飛呂彦を起用、というのは誰でも思いつくとして、それが「伊豆の踊子」というのがマニアックなチョイス。むしろ「桜の森の満開の下」っぽいです。
「人間失格」よりも、間違って買う人がさらに増えそう。「いつになったらスタンドが出てくるのか」なんて(^^;
Posted by 清太郎 at 2008年06月30日 04:31
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