2008年03月15日

さいきん気になること

「女性の品格」300万部突破
こんなに売れてるのに、街を歩いてる女の人の品格がいっこうに上がってない気がするのはどうしたわけか。

「新・妊婦道」
帯の惹句が「妊娠しても、一生オシャレ、一生女!」なんだけど、「一生」はないでしょ、せいぜい数カ月でしょ。「姑獲鳥の夏」だって妊娠期間20カ月だったよ。

彼氏にしたい少女漫画に登場するヒーローランキング
3位が「ときめきトゥナイト」の真壁俊。年をとっても、パパになっても人気だなんて、「ドラゴンボール」の悟空みたい。

3びきのかわいいオオカミ
行きつけの本屋さんでやってた「オオカミとブタ」フェア(いいフェアです)で知った本。「三匹の子豚」のパスティーシュで、タイトル通り、オオカミがキュートすぎ。乙女です。そして、ブタの野郎が憎たらしすぎ。文字通りブタ野郎。最後はハッピーエンドなんですが、いや、こんなブタ野郎がこんなに幸せになるのは、許されないと思うんだけど、どうなのか。あるいはこういうプレイなのか。乙女なオオカミさんたちに本当のところを訊いてみたいです。

アニメ・漫画・ゲームなどでも、児童を性的に描いたものを「凖児童ポルノ」として違法化しようというキャンペーン
前にも書いたけど、「ちびくろさんぼ」が再び取り締まりの対象になるのでは‥‥。

アニメ・漫画・ゲームでの児童ポルノ違法化を徹底、厳罰化。
      ↓
二次元の児童ポルノ表現にみんな飢えまくり。
      ↓
ど、どこかに、児童ポルノ絵は、ないのか‥‥。
      ↓
2ちゃんねるか何かで、「おいオマイラ「ちびくろさんぼ」が児童ポルノってこと、知ってるか?」
      ↓
飢えた群衆が「ちびくろさんぼ」に殺到。
      ↓
た、たしかに! これは! 身に付けているものを、強引に、ひとつひとつ‥‥(*´Д`*)ハァハァ
      ↓
次第にあらわになる幼い黒い肌‥‥(*´Д`)ハァハァ
      ↓
最後の一枚は、俺が剥ぐ!(*゚∀゚)=3ハァハァ 
      ↓
朝日新聞に誰かが投書。
      ↓
社会問題になって「ちびくろさんぼ」再び発禁。
posted by 清太郎 at 17:04| Comment(10) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

【本】やみくも――翻訳家、穴に落ちる(鴻巣友季子)



柴田元幸、青山南、若山正、岸本佐知子、金原瑞人、野崎歓‥‥。
ここ数年、翻訳家のエッセイが次々に出版されています。しかもおもしろいものが多いですよね。すでに、「翻訳家エッセイ」というひとつのジャンルになってる気がします。
といっても、ひとくくりにしちゃうのは乱暴でして、中身はそれなりに人それぞれ。仮に、x軸を「賢い系←→バカ系」、y軸を「翻訳話←→日常話」とすると、たとえば若山正「ロリータ、ロリータ、ロリータ」は右上のほう(賢い系・翻訳話)、岸本佐知子「気になる部分」は左下のほう(バカ系・日常話)ということになります。

本書の著者、鴻巣友季子については、アトウッド「昏き目の暗殺者」の印象が大。これってわりとヘビーでハードな話だったので、それを翻訳した人もきっと、ヘビーでハードな感じの人なんだろうなあ、と勝手に思ってました。ですから、彼女のエッセイがあるのを知っても、なんとなく近寄りがたかったんですよね。右上のほうの人なんじゃないか、と。(だからといって、読まない理由にはあまりならないんだけど。「ロリータ、ロリータ、ロリータ」はなかなか興奮する本でした。)

‥‥だったのですが、ふと気が変わって読んでみたところ、いやはや、ごめんなさい。読まず嫌いはするものではありません。鴻巣友季子は、どっちかというと岸本佐知子の仲間でした。
が、左下のほう、バカ系・日常話ばかりかというとそうでもなくて、右上のほうの翻訳話もチラチラ出てくるし、38編のエッセイをこのxy平面にマッピングすると、わりとまんべんなく分布、ということになりそう。バランスの取れた、いい感じの内容です。
お気に入りは、ヤマダさんが禁煙してるつもりで実は禁煙してなかった「禁煙」(バカ系・日常話)、夏の公園のワンシーンを絵画のように切り取った「イパネマの娘」(賢い系・日常話)。
「彫刻」(やや賢い系・翻訳話)の、今取り組んでいるヴァージニア・ウルフは本当に訳しにくい、
《一文が平気で十行ぐらいあるのだが、その一字一句を、
「いま、つかみにいきます」
「もうすぐつかめそうです」
「つかみつつあります」
「つかめました」
 と、実況中継ができそうなほどスローな翻訳過程である。》
なんていう一節も好きです。

エッセイそのものに加えて、挿絵が入ってるのもうれしい。さげさかのりこの描く黒いわんこや鳥や虫やちょっとした風景があちこちにあしらってあり、デザインもけっこう大胆。読んでいて、次の絵が楽しみになってきます。
いかにも筑摩書房らしい、雰囲気のあるエッセイ集でした。

【こんな人におすすめ】
・挿絵のある本が好きな人
・犬好き
・穴好き
posted by 清太郎 at 23:35| Comment(4) | TrackBack(0) | おすすめ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月10日

有馬温泉で文豪気分

先月ニュースになってた、有馬温泉の「自分史プラン」。谷崎潤一郎や司馬遼太郎、吉川英治らが滞在した有馬温泉で文豪気分を味わおう、というものです。
有馬温泉の26の旅館やホテルが加盟し、自費出版を請け負う編集プロダクションが協力。
プランは3種類で、
・自分史の目次を作る二泊三日
・おおまかな筋書きを書く四泊五日
・既に「自分史」を執筆している人向けに、校正や出版計画を立てる六泊七日
滞在中、編集者と打ち合わせを重ねるほか、執筆具合をたずねる電話を入れて、締め切りに追われる気持ちを味わってもらう。原稿が書き上がれば、編集者が手直しし、印刷して自宅に郵送する。
なのだそうで、宿泊費とは別に15,000〜30,000円くらいなのだとか。

このプランの目玉は何といっても、
「滞在先の旅館では、従業員が「先生」と呼び、執筆の進み具合をのぞきに来たり、夜食におにぎりを出したりしてくれる」
という点で、ふだん自宅で奥さんから、
「ちょっとお父さん、そこどいてください、掃除の邪魔です」
などと邪魔物扱いされているのが、一転して「先生」ですよ、「先生」!
「どうですか、先生、原稿はお進みですか」
なんて言われて、むふー。中高年男性の心のやわこい部分を微妙に刺激しそうです。
「先生、編集さんからお電話ですよ」
「うーん、まだ一行も書けてないんだ。ちょっと君、僕は留守だと言っておいてくれたまえ」
「あら、もう、先生ったら」
いい! ぜひこういうプレイ(?)、やってみたい! という人はたくさんいそうです。

で、このプランに人気が出ると、お客さんの中には、夜食のおにぎりなんかを差し入れに来た仲居さん相手に、
「ちょっと君、こっちへ来たまえ」
「あら、先生、だめですわ、あら、そんな、あら、やだ、先生ったら、あら‥‥」
という方面も味わいたい! という人が必ず現れるに違いない訳で、まあそちら方面の業者の方と協力すれば容易に実現できるでしょう。
プラン名は、姪のこま子に手をつけたあの文豪にちなんで、
「自分史プラン・島崎藤村パック」
で決まり。
これなら、自宅に案内が郵送されてきても大丈夫。奥さんに見つかったところで、
「お父さんったら、また酔狂なことを始めて」
といわれる程度で済むでしょう。ぐふふ。

などと思っていると、その奥さんのもとには旅行代理店から、
「パリ美術館めぐりプラン・岡本かの子パック」
の旅程表が届いたりして。
何も知らないお父さんは、
「お母さんは、また海外旅行か。いい気なもんだ」
と、ぶつくさ言うだけでスルーしちゃうんだけど、もちろん、かの子が(夫・一平の公認のもとではあるけど)何人もの若い愛人を従えていたことにちなんだ、中高年女性限定特別サービスプランです。
posted by 清太郎 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

せんたく議員連合

新聞を見ていたら、自民・民主両党の有志が超党派で「せんたく議員連合」を立ち上げた、と書いてありました。
「せんたく議員連合」
‥‥アホの子ですか?
「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)
というダジャレなんですが、いいかげん、この手の「ひらがなネーミング」、やめにしませんか。ねんきん特別便とか。
ゆとり教育が問題とかいうけど、そっちのほうがよほどゆとり。美しい日本語とかいうけど、そっちのほうがよほど国語審議会だか何だかで審議すべきでしょう。
坂本龍馬が手紙に書いた、
「日本を今一度せんたくいたし申候」
という言葉から名づけた、なんてもっともらしいことを言ってますが、龍馬はプライベートな手紙に書いたのであって、オフィシャルに彼が設立したのは「海援隊」です。これがもし、海援隊じゃなくて、
「日本せんたくし隊」
だったとしたら、たぶん坂本龍馬は、単なる「幕末のウツケ者」とか何とか、その程度の評価で終わってたんじゃないでしょうか。

この「せんたく議員連合」の皆さんを国民が選挙を通じて選択することで、漢字表記がどんどん減って、
「じみんとう」
「みんしゅとう」
「そうり☆だいじん」
「こっかい★たいさく★い〜んかい」
なんてことになったら、どうなるんだ!
‥‥あ、いや、えーと、なんだか、それはそれで、ちょっと楽しいかも‥‥。
この風潮があと70年くらい早ければ、たとえば大東亜共栄圏も、
「だいと〜あ☆きょ〜え〜けん」
なんて、もっと世界の皆さんにも親しみやすい名称になっていたんじゃないかと思うと、なんだか残念な気もします。
posted by 清太郎 at 21:23| Comment(10) | TrackBack(0) | 言葉ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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