2007年10月31日

本ブラ

ファッションやコスメの世界では、リーダーというか教祖様というか、そういう存在がいる。浜崎あゆみとかエビちゃんとか、ダイアナ妃とかベッカムとか、君島十和子とか‥‥。彼らのファッションやメイクを、髪型や愛用しているバッグやアクセサリーを、世間のみんなが競って真似する、そんな存在である。その是非はともかくとして、はたから見ていて、なんというか、こういうことって、華やかな気がする。
対する、われらが本業界はどうか。
「あの人が読んでる本を、私も読みたい!」
と誰しも思うような、そういう人はいるかしら、とつらつら思い巡らせてみると、そういえば最近では、「愛子様お気に入りの絵本」がちょっと話題になってたようだけれど、浜崎あゆみやエビちゃんに比べると、なんというか、たいへん地味である。(ほかに、小泉今日子くらいか?)
本業界にも、浜崎あゆみのような本のファッションリーダーあるいは本のセレブがいても、いいのではないか。

たとえば、映画やテレビドラマで人気、バラエティ番組にもよく出演している女優の、えーと、本多ヨミ(ほんだ・よみ、です)なんて人がいるとして、彼女は大の本好きとして知られている。ここ数年は、毎年ベスト・リーディストに選ばれており、直木賞・芥川賞の発表の際には新聞からコメントを求められて「今度こそ北村さんが受賞すると思ってたんですけどねえ」とか何とか、それなりに発言したりもしている。
著名人が集うパーティにおいては、会場の片隅でこっそり彼女が開いていた文庫本が武田百合子の「犬が星見た」(中公文庫)であるのがテレビにチラリと映ったりして、翌日には本屋さんで、
「本多ヨミさんが読んでたのはこの本!!」
などというPOPとともに、「犬が星見た」が50冊くらい平積みになってたりする。
彼女の読む本は逐一、公式ファンクラブサイトで「今日のヨミたん本」として紹介され、ときどき本人がブログで書評も書き、ファンは「今、ヨミたんが読んだ本、読んでます。ハアハア」ということになる。

朝のワイドショーなどに出演すると、インタビューの質問に答えて、
「今、ホントに読みたいのは、吉田健一の『瓦礫の中』なんですけど、絶版なんですよねー。あー、残念」
と肩を落として見せ、そうすると全国のヨミたんファンおよびワイドショーを見ていたオバチャンから中央公論新社へと一斉に、
「『瓦礫の中』、どうして復刊しないんですか」
「こんなに読みたい人がいるんですよ」
「早く出さんか」
「火つけるぞ」
といった問い合わせおよび抗議の電話が押し寄せて、3カ月くらい後、本屋さんの店頭に、
「本多ヨミさんが読みたがっていたあの名作、待望の復刊!」
などというPOPとともに、「瓦礫の中」がこれまた50冊くらい平積みになったりして、そうなると全国のヨミたんファンは大喜びだし、私も大喜びだ。
ヨミたん自身には、すでにワイドショー放映の翌日に、全国のファンから50冊くらい、古書の「瓦礫の中」が届いているから問題ないのだけれど、ニュースを受けて、自身のブログで、
「みんなの熱意のおかげで、『瓦礫の中』が復刊されたそうです! ヨミのわがままをきいてくれて、本当にありがとう☆」
などと書いてファンを嬉しがらせ、ついでに、
「わがままついでに、もうひとつ、リクエストしちゃおっかなー。ヨミが今、読みたいのは田中貢太郎の『貢太郎見聞録』なの。でも、やっぱり絶版なんです! くっすん☆ 復刊してくれるとうれしいなー」
とコメントして、そうなるとやっぱり全国のヨミたんファンはまたもや激しく興奮し、
「『貢太郎見聞録』、どうして復刊しないんですか」
「こんなに読みたい人がいるんですよ」
「早く出さんか」
「火つけるぞ」
と、ふたたび中央公論新社に電話をかけまくり、3カ月くらい後、本屋さんの店頭に、
「本多ヨミさんが読みたがっていたあの名作、待望の復刊!」
などというPOPとともに、「貢太郎見聞録」が50冊くらい平積みになったりして、ファンは喜び、私も喜び、ヨミたんも喜び、ついでにまた本をリクエストをして、出版社に電話が殺到し、復刊され、本屋に並び‥‥、という好循環が生まれれば、おお、なんとすばらしいことであるか!

が、しかし冷静になってよく考えてみると、そんな知性派を標榜するような女優に人気が出るはずもなく、したがってそんな熱烈なファンに支えられることもないだろうから、出版社に電話が殺到することもなく、絶版本の復刊は見込めそうにない。
むしろ本なんてぜんぜん好きじゃない、単にかわいくておっぱいが大きいだけのグラビアアイドル本多ヨミでいいのかもしれない。あられもない姿態をさらしたセクシーな写真集の中で、彼女はハダカの胸を2冊の文庫本で隠していて、その2冊というのが、ボッカチオ「デカメロン」第1巻と東海林さだお「スイカの丸かじり」だった、などというほうが、本に対する読み手の欲望を刺激していいのではないか。

‥‥とも思ったのだけど、しかしそうなると、当初の本のセレブというか本のファッションリーダーという話とはぜんぜん関係なくなってしまうわけで、えーと、‥‥この案、ダメでした。
posted by 清太郎 at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

(仮称)スゴ本大賞

読書週間なので(ご存知ですか? 10月27日〜11月9日の2週間です)、たまにはまともな話題をひとつ。

新刊出版点数が年間で8万点にも及んでいる現在。1年365日の間に個人が読めるのは、そのごくごく一部でしかありません。この膨大な出版物の波の中で、いったい何を読めばいいのか、何を読んだら満足できそうなのか、スカを引かなくてすむか、その基準となるのが、数々の文学賞といえるでしょう。直木賞・芥川賞から、谷崎潤一郎賞のようないわゆる純文学方面の賞、書店員が選ぶ本屋大賞、さらに、賞ではないけれど「このミステリーがすごい!」「SFが読みたい!」のようなランキングまで、いろいろあります。これらの受賞作だけ読むとしても、1年で読み切れないほどです。

でも、あらためて考えてみると、これらの文学賞のほとんどは、8万点の出版物の中の一部に過ぎない小説を対象にしたものです。小説以外のものについては、ノンフィクションなら大宅壮一ノンフィクション賞をはじめ多数、エッセイなら日本エッセイスト・クラブ賞、評論なら小林秀雄賞やら何やら、学術系ならサントリー学芸賞、詩ならH氏賞ほかいろいろ、とこれまたやっぱりさまざまなんですが、じゃあそれら全部ひっくるめて、国内8万点の出版物の中で何がイチバンなんだ!ということになると、その1冊を選ぶ賞というのが、ありそうで、ない。(毎日出版文化賞は文学芸術・人文社会・自然科学・企画の4部門を立てているけれど、全出版物対象というわけではないし、しかもこれまでの受賞作リストを見ると、その年のスゴ本をちゃんと選んでいるかどうか、なんだか微妙な気がする。とくに最近の「特別賞」の位置付けは、何やら疑わしいものが感じられる)。
分野を問わず、著者の国籍も問わず、あるいは存命かどうかも問わず、とにかくその年に出版されたものの中でいちばんスゴイ本はどれか、本を読むヨロコビをもっとも与えてくれる本は、いちばんインパクトのある本は何なんだ! エッ、どうなんだ!
という、
「スゴ本大賞」
とか何とか(いや、こんなテキトーな名称はダメだけど。っていうか、これでは「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」のパクリっぽい)、そういう賞をつくってもいいのではないかしら(タイヘンだろうけど)。で、その賞、あるいはランキング、候補作の発表を10月27日の文字・活字文化の日にしたりすると、読書週間ももうちょっと盛り上がると思うのだけど、どうか。

ちなみに、2007年「(仮称)スゴ本大賞」のノミネート作品には、
・内澤旬子「世界屠畜紀行」(解放出版社)
・伊藤比呂美「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」(講談社)
・ヤスミナ・カドラ「テロル」(早川書房)
といったあたりをとりあえずオススメしたいです。









posted by 清太郎 at 14:16| Comment(4) | TrackBack(2) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

ダンブルドアがゲイだった

ハリポタの作者J・K・ローリングが、シリーズの主要登場人物のひとり、ダンブルドアが「実はゲイ」だと明らかにした、というニュースを見かけました。19日にニューヨークのカーネギーホールで開催されたファン向けのサイン会兼朗読会で告白したそうです。
「客席の読者の1人から、ダンブルドアが「真実の愛」を見つけるかと質問された。ローリングさんはこれに対して「ダンブルドアはゲイ」と明言し、かつて戦いで打ち負かしたライバルの魔法使いグリンデルバルドに思いを寄せていたと説明。ダンブルドアは恋に盲目になり、深く傷ついたという悲劇的な設定であることを明らかにした。 」
なのだそう。
「ダンブルドアは物語の中で女性の影が薄く、過去も謎に包まれていることから、インターネットのファンサイトなどで性的指向をめぐる憶測が以前から飛び交い、ファンがダンブルドアを主人公に著したゲイ小説まで登場していた。 」
とのことです。

ハリポタは1巻しか読んでないのでダンブルドアのキャラ設定については何ともコメントできないんですが、しかし、これ、物語中でダンブルドアが秘し隠していた秘密を、作者が場外で勝手に暴いちゃった、ってことでしょ?
著者自身がハリポタ外伝みたいなのを書いて、その中でダンブルドアがゲイだ、と明らかにするんだったら、まったく問題はありません。でも、こういうやり方は、ちょっとどうなのか。
いくら著者だからって、キャラに対してフェアじゃないというか、キャラクターの人権侵害というか、いや、それよりも読者の読みに対する干渉というか、うーん、なんだか納得いかないなあ。

「ダンブルドアを主人公に著したゲイ小説」があったわけですから、一部のファンは大いに喜んだり溜飲を下げたりしたかもしれませんが、しかし、そうやってゲイであることが公式に明らかにされちゃうと、ゲイ的にはともかく、少なくとも、やおい的にはつまらない。
たとえば、新美南吉の「ごんぎつね」は、前にも書いたように、ごんと兵十の関係が、どう見てもあやしい、どう見てもデキてる!というところがいかにも腐女子魂をそそる(推測)のですが、これがもし、作者の新美南吉が実際に、
「ごんと兵十は、デキてたんです。しかも、ごん×兵十」
などと明言してしまっていたとしたら、どうでしょう。物語は、読者の想像を寄せ付けない、深みもふくらみもない、単なる二流のゲイ児童文学になっていたに違いありません。
そして、これと同じことが、今回のダンブルドアにも、当てはまるのです。

ダンブルドアネタでBL本をつくっていた腐女子の皆さんには、世界に誇るオタク文化発信地、日本の読者としての誇りをかけて、立ち上がってもらいたい。傲慢な作者に対する、発言撤回を求める声明を発表してもらいたい。
「私達のダンブルドアを返せ!」
と、プラカードを掲げてデモ行進をしてもらいたい。
そうして、世界中の文化人を巻き込む大騒動に発展した末、作者が泣いてあやまって、発言を撤回した後に、晴れて堂々と、
「祝・ダンブルドアがゲイであるという公式発表はなかったことになった記念・ダンブルドアオンリーBLイベント」
などを開催してもらいたいものです(腐女子心は、複雑なんです)。
posted by 清太郎 at 12:40| Comment(18) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

ヴァーチャル文学館

オンラインの3D仮想空間「セカンドライフ」。日本ではなかなか普及が進まず、「すでに企業は見限った」なんて報道がなされたりしてますが、欧米では、広告としての利用はほどほどにして、たとえば地理的に遠くにいる人たちがセカンドライフ内で集まってヴァーチャルな会議をしたり、といった応用が進んでるらしいですね。独自のセカンドライフ的なシステムをつくって会社の内外でのコラボレーションに使ったりとか。世の趨勢は、セカンドライフ的な方向へ、というのは間違いなさそうです。

で、多くの人があたりまえのようにセカンドライフ的なヴァーチャル空間でアバター(自分の分身)を持つようになって、そうしたアバター向けのサービスが充実してくると、文学の方面では、ぜひともこれが必要でしょう。
「ヴァーチャル文学館」
まあ現在でもネットを見ていると「ヴァーチャル文学館」というものは存在しているんですが(兵庫文学館など、けっこう楽しい)、ようするに単なるホームページです。
セカンドライフ的なヴァーチャル空間にヴァーチャル文学館が開設されるとしたら、こんなものではありませんよ。ヴァーチャル3D空間に建物がちゃんと構築してあって、入口からその中に入っていくと、リアルな文学館と同様、ヴァーチャルな壁に年譜が貼ってあって家族の肖像写真が並べてあって、初版本(のヴァーチャル版)やら自筆原稿(のヴァーチャル版)やらが置いてあって‥‥、って、うわー、つまんない。

そもそも現実の文学館というもの自体がさしておもしろみのある施設ではないわけですから、それを単純にヴァーチャル化したところで、おもしろくなるはずがありません。仮想空間なんですから、仮想空間ならではのコンテンツが求められるところでしょう。
たとえば、こんなのはどうか。
「小説家のヴァーチャル自宅」
小説家の自宅を文学館や記念館として保存・開放している施設はたくさんありますが、そのヴァーチャル版です。現実空間のそれと違うのは、ただ一点、
「そこに小説家がいる」
ということです。たとえば、
「ヴァーチャル川端康成邸」
を考えてみましょう。現実の川端康成邸そっくりにつくられた仮想空間内の川端康成邸を訪れると、誰もがまず、犬に吠えられます。
犬好きだった川端の家には、テリアやらコリーやらグレーハウンドやら、いつも何頭もの飼い犬がいました。それらの犬を忠実にモデリングしたヴァーチャル犬が、ヴァーチャル川端家を訪れたヴァーチャル訪問者にワンワンキャンキャン吠えかかる。
訪問者は、なんだか心細い思いを抱きながら、門の前で待たされる。しばらくすると、ようやく玄関の扉が空いて、写真でお馴染みのあのギョロリ目が忠実に再現されたヴァーチャル川端康成が現れます。もちろんヴァーチャルといっても川端康成ですから、
「やあ、いらっしゃい、どうぞどうぞ」
なんて、愛想のいい振舞いは決してしません。“あのマバタキをしない眼で、当り前より心持ち長く見つめるあの見方で”じっと訪問者を見つめ、やっぱり心細い思いをさせた後、やっと家の中に招き入れてくれる。(このあたりの記述は、伊藤整「犬と私」を参考にしています。)
でもって、実際の川端康成邸を細部まで再現したヴァーチャル川端邸の中の一角、わずか二畳のヴァーチャル小部屋に通され、ヴァーチャル川端康成とさしむかいで、あるいは先客がいれば三人向き合って、やっぱり心細い思いをする。
ヴァーチャルではあるけれど、訪問者は、今は亡き川端康成の現実のお宅を訪問したのとほぼ同じような、心細い思いを味わうことができるのです。現実の物理空間では決してできない体験です。

あるいは、ヴァーチャル内田百ケンの自宅でもいいですね。玄関を入ると、あの有名な、
「世の中に人の来るこそうれしけれ とは云もののお前ではなし」
の張り紙がしてある。
いや、せっかくヴァーチャル内田百ケン先生に会えるのなら、こんな自宅訪問よりも、ヴァーチャル空間内でのヴァーチャルイベントのほうがいいでしょう。
「百ケン先生と阿房列車の旅をしよう!」
とかいうの。参加者は、ヴァーチャル東京駅に集合。ヴァーチャル大阪行きのヴァーチャル特急「はと」に乗り込みます。特急が停車中のヴァーチャルプラットフォームに行くと、あのコワモテ顔が忠実に再現されたヴァーチャル百ケン先生が、コワイ顔をして立っている。参加者は、百ケン先生と一緒に、まずは十輌編成のいちばん前からいちばん後ろまで見て歩き、最後の十号車の一等車に乗り込みます。
あとはもう、翌朝ヴァーチャル大阪に着くまで、百ケン先生のいるコンパートに出入りして百ケン先生とのヴァーチャル阿房列車の旅を堪能するもよし、阿房列車の旅にいつも同行しているヴァーチャルヒマラヤ山系君と語らうもよし、ヴァーチャル車窓からヴァーチャル東海道の眺めを楽しむもよし、もちろん参加者同士で親交を深めるのもよし。大いに盛り上がるに違いありません。
そうして全員、百ケン先生と一緒に飲んで食べて、足元がふにゃふにゃするくらい酔っ払っうんだけど、でも現実の物理空間では、参加者はそれぞれひとりで一晩中パソコンの前に座ってキーボード打ってるだけ、というのも、まあそれはそれで「阿房」らしくて、いいんじゃないかしら。
posted by 清太郎 at 08:45| Comment(7) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

DS「図書館の迷宮」プレイ日記

先日発売されたニンテンドーDSのゲーム「図書館の迷宮」をプレイしています。

《あらゆる書物がおさめられているという「バベルの図書館」。天を衝くこの巨大な図書館に、何者かによる呪いがかけられ、本の中の登場人物やモンスターが飛び出してきた。館内を徘徊する彼らのせいで、おちおち本を借りることもできない。困った司書部は3人の若手司書を選りすぐり、図書館の探索に送りだした――。》

という設定はビミョーなんですが、登場するモンスターがすべて何かの本のキャラだったり、装備する武器や防具が剣や盾じゃなくて本だったりするあたりに本読み心を刺激されて、今ちょっとハマリ中です。

夜寝る前とかにぼちぼちと進めて、今ようやく5階に突入したところ。当初はヘナチョコで、1階のはらぺこあおむし相手に3度も全滅していたわがパーティ(パーティ名は「ぶんがくしょうじょたい」にしました。ちょっと恥ずかしい)も、12〜13レベルに成長。少しは戦えるようになってきました。
現在、メンバーのステイタスと装備は、こんな感じ。

るきさん(レベル13)
 つよさ23 まもり13 すばやさ18 かしこさ8 どくしょ17 HP38 MP6
 こうげき:おおきなおおきなおいも/3びきのやぎのがらがらどん
 ぼうぎょ:ふたりのロッテ
 じゅもん:−
ながと(レベル13)
 つよさ17 まもり24 すばやさ15 かしこさ11 どくしょ18 HP42 MP9
 こうげき:エルマーのぼうけん
 ぼうぎょ:スイミー
 じゅもん:100まんびきのねこ
えみちゃん(レベル12)
 つよさ7 まもり17 すばやさ8 かしこさ26 どくしょ21 HP23 MP35
 こうげき:−
 ぼうぎょ:たかせぶね
 じゅもん:ほしのおうじさま/クローディアのひみつ

キャラクター名はそれぞれ、高野文子「るきさん」、谷川流「涼宮ハルヒ」シリーズ、北村薫《私》シリーズからとりました(趣味がバレて恥ずかしい。でも、どうせみんな同じようなことしてるはず)。
見ての通り、るきさんは攻撃力重視のアタッカーで、ながとは守備力重視でサポート役、えみちゃんは後衛で呪文と回復、という組み合わせ。るきさんとながとがもう少し呪文を使えるようにしてもよかったのですが、このくらいメリハリがあったほうが個性が出ていいかな、という趣味的な育成をしてます。ネットで他の人のプレイ日記をチラチラ見てると(ネタバレがこわいので、攻略サイトは見ないようにしてますが)、もう少しバランスのとれた能力値配分をしている場合が多いみたいですが‥‥。

装備の中で、えみちゃんが持っている「たかせぶね」は、このレベルでは分不相応ともいうべき強力なレアアイテム。4階のちびっこタグボートを倒したら、たまたまドロップしたものです。わーい。武器として装備しても強力なので、るきさんに持たせて攻撃力を上げようかとも思ったのですが、これがなければえみちゃんのまもりはわずか8。なので彼女に装備させました。4階のボス「きかんしゃやえもん」の特殊攻撃「ぼうそう」を堪えきることができたのは、この本のおかげです。

さて、そうして少しずつ5階の探索を進めてみたところ、4階までの敵が、ぐりとぐらとか、だるまちゃんとか、ねずみくんとか、絵本のキャラクターがほとんどだったのに、ここに来ていきなり、なめとこやまのくまやらガブガブやら、いわゆる児童文学のキャラが出てきましたよ(もっと上の階には、かもめのジョナサンやらスヴィドリガイロフやらこぞうのかみさまやら、さらに強い敵が待ちかまえているらしいです)。つ、強い。一撃のダメージが10とか15とかって、こっちは回復役ひとりしかいないんだよー。パーティのバランス、やっぱり無理があったのかしら。っていうか、レベルが足りないのかも。なるべく本棚を探し回って、もうちょっと強そうな本を見つけなくては‥‥。

ということで、まずはレベル上げ。そしてひたすら本探し。守備力の高そうな本が見つかるといいんだけど‥‥。と、手当たり次第に本棚から本を抜き出すわけなんですが、そのぶん敵との遭遇率も高まって、もうボロボロ。ぎゃあああ、なめとこやまのくま、強すぎ! 速すぎ! そんなにすぐ間合いをつめないでよー。
そのくせ、見つかる本は、「にんじん」だの「あやうしズッコケたんけんたい」だのといった、弱いのばっかりだし‥‥。こんな図書館やだよー。と、苦労しているうちにちょっとずつ経験値もたまり、本も「モモ」と「ながいふゆ」を発見して防具として装備、なめとこやまのくまとも何とか渡り合うことができるようになりました。はー、やれやれ。

そうして5階の探索もあらかた終了。残るは6階につながる階段を見つけるだけ‥‥、おお、本棚の後ろ、こんなところに隠し扉があるではないか。やたー、階段発見。進めー!と、階段を上ろうとしたら、びょびょーん、と画面が切り替わって、敵に遭遇。
「ここをとおすわけにはいかぬ」
って、ひゃー、ボスキャラなの? 5階にもボスがいるの? きいてないよー。しかも、「オズのまじょ」だって。どう見ても強そう。っていうか、4階のボスの「きかんしゃやえもん」とギャップがありすぎ!
とりあえず、るきさんは「こうげき」、ながとは「ろうどく」でパーティの攻撃力を高めて、えみちゃんは「ほんならべ」で守りをかためて、えいっ、どうだ。わっ、何、「あらし」? 飛ばされちゃったの? え? ここ何階? 「ねえトト、あたしたちカンザスじゃないところに来ちゃったみたい」ってこと? うー、どうやって1階に戻ったらいいのよ〜。
と、いやはや、図書館探索の旅は、まだまだ続くのでした。

(そしてもちろん、例のごとく、こんなゲーム、実在しませんので、あしからず。)
posted by 清太郎 at 09:30| Comment(15) | TrackBack(1) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

小学校を本屋さんに

まるで大劇場、ブエノスアイレスが誇るラテンアメリカ随一の書店」という記事がネットに出てました。おお、すごい、ホントに大劇場のようだ!と思ってよく記事を読んだら、劇場を改装して本屋さんにしちゃった、ってことなのね。

toshokanphoto.jpg

近年、こうした「改装モノ」はあちこちで流行ってまして、倉庫や工場や教会をオフィスに改装とか、古い蔵を住宅に改装とか、銭湯をギャラリーに改装とか、事例を挙げはじめたらきりがありません。そんな改装モノの目新しいケースがこの書店なのだといえるでしょう。

これに追随して、いろんな改装書店が出てくると楽しそうですね。ということで、例のごとく、あれこれ考えてみました。

【駅のプラットフォームを本屋さんに】
10番線くらいまである大きな駅をまるごと本屋さんに。吹き晒しなので、台風が来たりすると本がびしょぬれになっちゃいますから、気候がおだやかで乾燥した地域限定です(あるいは、ヨーロッパの巨大ターミナルステーションのように、大きな天蓋があればいいのかな)。
プラットフォームごとに、日本文学は1番線、コミックは7番線などと分かれています。売り場が細長いので端から端まで探すのはたいへんですが、本の搬入に貨車が使える、という利点もあります(でも、使わないよね)。

【スーパーを本屋さんに】
まとめ買いをしたいときに便利。だだっ広い売り場の中を、カートをガラガラと押しながら、本をピックアップしていきます。生鮮食品売り場に平積みになっているのは、話題の新刊本です。
会計で並んでいると、レジの脇に並べられたちょっとおもしろそうな文庫本などが目に入って、思わずそれもカートに入れてしまうので、余計な買い物が増えそうです。

【銭湯を本屋さんに】
ジャンル限定の専門書店。男湯では男性向けアダルト書籍、女湯ではやおい本を扱っています。
‥‥男女ともに、入りにくい本屋さんかしら。

【坑道を本屋さんに】
古い鉱山の坑道をそのまま本屋さんに。坑道の壁には本棚がうがたれ、本がぎっしり並んでいます。
さまざまに枝分かれした坑道のうち、たとえば、雑誌は5番坑道、文庫は9番坑道へ。何の表示もない狭い坑道にうっかり入り込んだりすると、迷子になって戻ってこれなくなるかもしれないので、要注意です。深いところへは、トロッコに乗っていきましょう。ときどき、キキキ、とコウモリが目の前を飛んでいったりするのは、坑道書店ならではのおもむき。
坑道ってじめじめしてそうですから湿気対策がたいへんそうですが、それさえ解決できればなかなかステキな本屋さんになりそうです。

【小学校を本屋さんに】
廃校になった小学校の校舎をまるごとひとつの本屋さんに。机とイスを取っ払って本棚を入れることになるのはしかたがありませんが、それ以外はできる限り学校としての原状をとどめておくのがミソです。
今やレジになっている昇降口にいる店員さんに、たとえば、
「今年のノーベル文学賞をとったドリス・レッシングの本はどこですか?」
ときくと、
「えーと、海外文学(現代)ですから、2年2組にございます」
といわれるのね。リノリウム張り(板張りでもいいけど)の廊下(新刊の書名が墨で黒々と書かれた習字紙があちこちに張られています)をたどっていって、ドアの上に「2ねん2くみ」と掲示された教室を見つけ、引き戸をガラガラと開けると、中にはずらりと本棚が並んでいます。黒板にはチョークで、新刊やフェアの案内が書いてある。
レッシングはこれまでは本棚の「英国文学(現代)」のところを隅々まで探さないといけないところでしたが、ノーベル賞を受賞したばかりとあって、平積みになってます。もちろん、クリーム色のスチールパイプが懐かしい、あの机の上に。
一般教室には主に小説やエッセイのたぐい、文庫、コミック、雑誌などが配されており、何の本が何年何組にあるか、慣れるまで多少手間がかかりますが、その他、たとえば科学関係の本は理科室に、料理本は家庭科室、美術は図工室、コンピュータ関連は視聴覚室、教育関連は職員室に置いてあります。成年向け書籍は、保健室かな‥‥と思いきや、なぜか体育用具室に置いてあったりして、いや、うちの本屋は体育用具室はスポーツ関連です、
「アダルトものは、音楽準備室で」
などということもあったりして、そのあたりについては経営者の見識と趣味が問われるところでしょう。
posted by 清太郎 at 22:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月11日

夢オチですが

そこにいるだけで他人をなごませるような、気安げな人がいる。
作家でいえば、武者小路実篤とか嵐山光三郎とか、そういったところか。
一方で、そこにいるだけで他人を居づらくさせる人もいる。
作家でいうと、‥‥まあ、いろいろだ。

こんな夢を見た。

芥川賞か何かの文学賞の選考会のために、資料か何かを運んでいる(途中までは資料ではなく誰かを案内していたような気もするのだが、いつの間にか人から箱にかわっていた)。
母方の実家に似た日本家屋の、曲がりくねった細い廊下を歩いていると、前方に、吉田健一が背をかがめて何かの作業をしているのが見えた。ちょっとどいてください、と声をかけるのもはばかられるので、手前の角で曲がって、迂回することにした。迂回路を経て、先ほどの廊下にもどって振り返ると、あいかわらず何やらの作業に没頭している吉田健一が見えた。
そうして廊下の尽きるところ、選考会場となっている応接間にたどり着き、扉を開ける。
と、ドアのすぐ脇には、腕を組んだ川端康成が床に座って足を伸ばしたまま寝ている。部屋の中央のテーブルでは、井上ひさしやら誰やら何人もの作家が、やっぱり突っ伏して寝ている。ただひとり、テーブルの端には、端然と座った大江健三郎が、原稿用紙に何やら四角いものを書いていた。
「うわーっ、居づらっ!」
と、その部屋の空気のあまりの居づらさに、目が覚めた。

目が覚めたところはちょうど本屋さんで、目の前の棚には、盲目の天才医師が活躍する医療マンガ「医盲(いめくら)」が平積みになっている。
「へー、このマンガ、もう8巻まで出てたのか」
と思いつつ、先ほど見た夢がちょうどブログのネタになりそうだと思い、その場ですぐにメモすることにした。手帖を広げ、
「えーと、まず出だしは、そこにいるだけで他人をなごませるような、気安げな人がいる。作家でいえば‥‥、えーと、武者小路実篤と、嵐山光三郎と‥‥」

そのとき、本棚の向こうから、飄々とした感じの背の高い青年がふらりと歩いてくる。ズボンのファスナーが、全開。でも彼は、それを気にするふうでもなく、
「ファスナーが開いてるよ、という人の方が、開いてるんだよー」
などとつぶやきながら、通り過ぎる。
なんじゃ、そりゃ。
‥‥というところで、今度こそ本当に目が覚めた。

この夢はたしかにブログのネタになる、と思ってその場でメモしたので、こうしてまとめた次第。とくにオチはありません。
ちなみに、「医盲」なんてマンガ、実在しません。元ネタは、ここです。
posted by 清太郎 at 11:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

カラフル本棚に挑戦

先日のカラフル本棚、うちでも実験してみました。といっても、2段分だけ。思ったよりも背表紙が白い本が多かったし、また岩波文庫やちくま文庫、昔の中公文庫など色のバリエーションに乏しい文庫あるいは特定の作家に蔵書が偏ってるので、本棚全体にグラデーションがつけられるほど色数が揃わなかったのです。(それに、これ以上は面倒だし‥‥。)
ということで、こんな感じ。

本棚調整.jpg

写真に撮ってみると、案外きれいです。ちょっと自賛。ただし、これは写真だから、であって、写真に写っていないところは元のままです。しかも、取りだした本がそこらじゅうに積まれ、剥ぎ取った帯はテーブルの上にこれまた山積みで(後で戻すのに苦労した)、ぐちゃぐちゃ。美しいインテリアを彩る美しい本棚、ということにはならず、撮影後は、すみやかに元どおりにしました。

さて、実際にカラフル本棚をつくってみて、あらためて感じたことをまとめておくと‥‥。

(1)書庫が必要
先日考えたとおり、やっぱりカラフル本棚の実践には、別に書庫が必要でしょう。蔵書すべてを過不足なくうまく組み合わせてひとつのカラフル本棚に、なんて絶対無理。美術館の常設展のように、本棚に並んでいるのは蔵書のうちのごく一部、という状態が現実的です。そうやって、たとえば夏になったら、
「涼しげなインテリアのために、青と薄緑を基調としたさわやかな本棚に」
冬が近づいてきたら、
「赤やオレンジなど暖色を多くして、本棚の見た目も温かに」
ということにしたいものです。

(2)本が探しづらい
カラフル本棚をつくるためには、本来まとめて並べるべきシリーズものなどはバラバラにしないといけません。写真を見ればわかるように、1冊ごとに色が違う東海林さだお「丸かじり」シリーズなんて、もうあっちこっち。また、同じ色の本が並んでいてもつまらないので、諸星大二郎「西遊妖猿伝」は1巻だけ、ちばあきお「キャプテン」が10巻だけ、武田百合子「富士日記」は上巻だけなしです。
もっとも、ここでは2段分、100冊程度だから、まあ別に大したことはないのですが、これが本棚ひと棹まるごと、あるいは蔵書すべて、ということになると、さすがに探しづらい。実用性には大いに欠ける本棚になりそうです。

(3)色あせた本を再活用できる
古本屋さんで本を買うと、背表紙が白茶けていたり黒ずんでいたりすることがよくあります。あるいは新刊本でも、昔買った本は本棚に並べてる間にすっかり色があせている。おかげで、同じ出版社の同じ作家の、本来同じ色であるべき背表紙の本を本棚に並べているのに、だんだら模様になってる‥‥、というのを気にしている人は少なくないでしょう。
そうした場合、カラフル本棚はうまい解決策です。退色した本も、黒ずんだ本も、グラデーションの中の一色としておさまります。まさに適材適所。写真の例でいうと、上段・左から十数冊あたりのソール・ベロー「この日をつかめ」と「犠牲者」、あるいは上段・右の方の文春文庫版の東海林さだお、その下の武田泰淳「快楽」上下など。
これまで厄介者だったかもしれない本に、新たな価値が付与されるわけで、蔵書の再評価にもつながります。現在まだ色鮮やかな本は、やがて少しずつ色あせていくことでしょうが、そのぶんまた新しい新刊本を買い足していけば、濃い色から淡い色まで幅広い色のバリエーションを持つ本棚がいつまでも楽しめる、つまり、
「持続可能な本棚」
にもなりうる、という点も付言しておくべきでしょう。
持続可能な社会への模索が始まっている現代、エコ的な観点からも、読書家の間ではこうしたカラフル本棚が推奨されるようになるかもしれません。(ならないって。)
posted by 清太郎 at 21:52| Comment(7) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

白樺派の真実

先週から流行っている「相関図ジェネレータ」。2〜5人分の名前を入力すると、それらの間の関係をてきとうに図示してくれるというスグレモノです。これを使って、文人たちの相関関係をさぐってみよう、というのが今回のネタ。

【白樺派】
まずは、これから。学習院出身の文学青年たちの集まり、白樺派です。中でもよく知られた志賀直哉、武者小路実篤、有島武郎、里見トンの4人。武者さんは本当にみんなに慕われていたのか、里見と志賀は悪友同士だったのか‥‥。で、結果がこれ。

白樺派.JPG

なるほど、志賀と里見が「友達」というのは順当ですね。武者小路実篤が「正義」で里見が「悪」というのもなんだかそれっぽいです。しかし、実は志賀と武者小路は「敵同士」、さらに武者小路は有島武郎とSMの関係だったとは! っていうか、有島武郎のほうがSなんですか!

【自然主義】
その白樺派の一時代前、自然主義作家たちの関係はどうだったのでしょうか。島崎藤村、田山花袋、徳田秋声、正宗白鳥について見てみましょう。

自然主義.JPG

藤村はいかにも盗聴なんかしてそうだけど、徳田秋声にもそんな趣味があったとは。秋声と花袋の関係は、イメージ的には「蒲団」を書いてる花袋のほうが本気っぽいけど、逆なのね。案外、わりきってます。しかも花袋は正宗白鳥と元恋人だったりして、なかなかのやり手です。

【樋口一葉と男たち】
次は、かなり地味ですが、樋口一葉の周辺。本サイトの「芥川賞作家・樋口一葉」にも書いた通り、才能きらめく樋口一葉のもとには、当時の若手作家が集まってきました。中でも目立つのが、真面目でやさしい馬場孤蝶、口は悪いけど案外いいやつの斎藤緑雨、ストーカーのケがある川上眉山です。

一葉.JPG

注目すべきは川上眉山でしょうか。緑雨が正義とすると、一葉は悪。しかしその一葉よりも眉山は悪。つまり極悪。さらに眉山は、正義である緑雨に対して、攻めです。そのうえ彼は孤蝶の用心棒を買って出ており、この4人の中では、まさに最凶キャラといえるわけです。われわれはもっと川上眉山を評価すべきでしょう。

【大杉栄周辺】
実際に乱れた関係にあったこの人たちは、どうでしょうか。辻潤は上野高等女学校の英語教師時代に教え子の伊藤野枝に手を出して結婚。しかし野枝はやがてオールバックのアナーキスト大杉栄(妻あり)に夢中になって出奔(捨てられた辻潤は、ダダイストになって、後に狂人に)。そのころ大杉と深い関係にあった神近市子は、嫉妬に狂った挙げ句、大杉を刺す(殺せなかったけど)。大杉栄と伊藤野枝は、周知のように関東大震災のときに虐殺され、結局、神近だけが図太く生き残って国会議員となり天寿をまっとうしました。さて、この4人の関係は‥‥?

大杉栄.JPG

何となく、納得のような‥‥。大杉栄の意外な趣味も明らかになりました。腐女子のきずなは強かった、ということでしょうか。

【漱石と鴎外】
明治を代表する大文豪、漱石と鴎外はどうでしょうか。当時流行の自然主義と一線を画しつつ、同時期に活躍したふたりですが、漱石の活動期間が短かったこともあり、お互いにほとんど交流することなく終わりました。世間の目のふれないところで、ふたりはどんな関係を結んでいたのか‥‥?

鴎外と漱石.JPG

‥‥ふたりは、秘密の関係だったんですね。しかも、鴎外の方が受け。たしかに、こんな関係が明るみになっては、
「えっ、漱石が攻め!? 鴎外が受け!? 逆じゃないの!? 漱石って、ロンドンでノイローゼになってたりしたのに攻めなの? 鴎外はドイツで女つくったりしたのに受けなの? あんな偉そうなヒゲ生やしてるくせに『だめーっ、ナッちゃん(注・漱石のことです)、そんなところ‥‥』とか言ってたわけ?」
ということになって、双方、イメージが大いに傷つきかねない。まさに、禁じられた愛、だったのでしょう。

【椎名誠と仲間たち】
最後に、ちょっと路線を変えて、椎名誠とその仲間たちの関係は、どうでしょう。椎名誠にワニ眼イラストレーターの沢野ひとし、「本の雑誌」の目黒孝二、弁護士の木村晋介の4人で見てみると‥‥。

椎名誠.JPG

ちょっと、沢野さんっっっ! っていうか、椎名誠とその仲間たちの関係は、実のところ椎名誠を中心としているのではなく、沢野ひとしを中心とする乱れた愛欲関係だったようです。目黒孝二と木村晋介の「○○○仲間」というのも気になります。○○○って、いったい‥‥? 沢野ひとしを相手に、いかがわしいことをする仲間なのでしょうか‥‥。
posted by 清太郎 at 21:06| Comment(8) | TrackBack(1) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。