2007年03月30日

【時事ネタ】哀れ、本好きの末路

3/27のニュースなんですが、こんな記事を見つけました。
武侠小説にはまった調理師 本500冊盗む(北京市)

「武侠小説にはまって20年以上」という陳輝さん(36才)は、「1998年に恋愛結婚した妻とも武侠小説がもとで喧嘩が絶えず、ついに長年集めた数千冊の武侠小説を売った。しかしすぐに後悔し、隠れて書店へ通っては読み続けた。2000年、性格の不一致が理由で妻と離婚」したのだそう。
独り身になった陳輝さんは、その後、調理人としてホテルに勤めるかたわら、「時には昼食も食べずに丸一日書店で本を読んだ」りした後、本泥棒をはたらくようになっちゃうわけで、まあ泥棒はダメですが、この記事読んでると、何だか武侠小説ファンが変態であるかのような扱いです。
「逮捕後も陳輝の武侠小説癖は変わらず、『一日でも小説を読まないとつらい。あの盗んだ本はまだ読んでいない。』と述べた。」と締めくくられてますが、本好きなら誰だって、こう言うよね。何というか、身につまされます。

この奥さんも、武侠小説くらい、大目に見てあげられなかったのか。恋愛結婚というんだから、結婚前から陳輝さんの武侠小説好きぶりはわかっていただろうに。これがたとえばどうしようもないほどのポルノ小説マニアとかいうのなら、まあ離婚もやむをえないかもしれないけど(っていうか、そもそも結婚してないだろうが)、武侠小説なんて、健全ではないか、と思うのですが。
あるいは、武侠小説好きが高じて、
「トリャー、妻よ、わが八卦神掌拳を受けてみよ! ハッ!」
ということであればしょうがないけど、あんまりそういう感じでもなさそうだし。

ということで、要するに、「結婚したら、趣味はほどほどに。奥さんにサービスしましょう」というのが、この記事の教訓なんでしょう。
ちなみに、お隣の日本では、その少し前に、こんなことがありました。小学校6年間の間で3711冊の本を読んだ女の子が表彰されたそうです。
posted by 清太郎 at 14:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月27日

手の甲にメモ

手の甲にメモする人、よくいますよね。電車の中で、つり革につかまってる隣の人の手をふと見ると、
「11:30会議」
とか何とか書いてあったりします。ああいうメモで、いちばんハズカシイのはどういうものか。
「検便、忘れずに!」
「水虫薬」
といったあたりなんじゃないかと思いますが、それはそれとして、昨夜の帰りの電車の中で、隣でスースー寝ていた学生さんかバイトか、とにかくそんな装いの若い女性の手の甲に、かわいらしい字でひとこと、
「マンガ」
とありました。気になる。

おそらく、新刊のマンガの発売日だから本屋さんに忘れずに寄ること!とか、友達にマンガ貸すことになったから今日帰ったらすぐ用意しておくこと!とか、そういった意味なんでしょうけど、せっかくだから、そっけなく「マンガ」だけではなくて、タイトルを書いて欲しかった。
たとえば、電車の中で隣に立ったのが今どき珍しいような清楚な感じの女子高生で、なんだかよくわからないけどいい匂いがふんわり漂ってきたりして、そしてその彼女がつり革に軽く添えている白い手の甲をふと見ると、書いてあったのが、
「ジョジョ最新刊」
だった、という場合、
「もうこれだけで、ごはん3杯いけます」
という男子は多いのではないかと思うのだが、どうか。
posted by 清太郎 at 13:04| Comment(5) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

水木しげるVS永井豪

水木しげるの出身地として知られる鳥取県境港市に、来る4月1日、新たにプチ・テーマパーク「ゲゲゲの妖怪楽園」がオープンします。
プチというだけに、ホームページを見るとホントにプチでチープですが、こうしたひとつひとつの「プチ」の集積で、やがては大きなまちづくりへとつながるわけです。すでに、水木しげるロードやら水木しげる記念館やら妖怪列車やらを着々とつくり続けている境港市は、過疎化がいっそう進む将来、「日本一の妖怪市」として、まさに「ナンバーワンよりオンリーワン」を地で行く街を目指しているようです。

ところで、ここで思いだすのが、以前の記事でも言及した輪島の永井豪記念館です。2005年10月に永井豪記念館プロジェクト推進室が発足していますが、その後どれだけ進展したのでしょうか。話題にならないところを見ると、まだまだオープンは先のようです。
永井豪といえば、つい先日、著作権侵害の訴えでテレビに出てましたが、権利とは天与のものではなく、自ら勝ち取り、行使してこそのもの。裁判起こすのもいいけれど、おろそかになっている永井豪記念館の方もドシドシ進めるべきではないか、といいたい。
可及的速やかに永井豪記念館を建設するとともに、境港市に先を越されてしまいましたが、プチ・テーマパーク「ハレンチ楽園」をぜひともオープンしてもらいたいものです。
がんばれ輪島市、目指せハレンチまちづくり!
posted by 清太郎 at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月16日

「女ヂカラ緊急アップ!DS」?

幅広い層を取り込んで人気のニンテンドーDSですが、この夏発売に向けて、雑誌「anan」が監修する、
「女ヂカラ緊急アップ!DS」
というソフトが開発中とのこと。
ゲーム画面に現れるレッスン(1回15分程度)をクリアしていけば、3カ月で自分の目指す女性像(小悪魔とか悪女とか癒し系とかラテン系とか結婚したい女とか、54種類ある)になれる!というものだそうです。へー。

「DSで鍛えて小悪魔になった女」とか、あるいは「この娘と結婚したい!と思って結婚したその女性から、結婚式を挙げた後で、実はあたしDSで鍛えて結婚したい女になったの‥‥、などと打ち明けられた」とかいうのがアリなのかどうかはさておくとして、こういう「雑誌×DS」のコラボは、他にもいろいろありそうですよね。
ということで、ちょっと考えてみました。

「東京人」監修「大人の東京散歩DS」
近代建築とか古本屋とか老舗とかキーワードを選んで、エリアとか難易度とかを選択すると、「皇居周り近代建築散歩(3時間)」「谷中墓地・文人お墓めぐり(2時間)」といった散歩ルートが示されて、あとは画面に示される地図を見ながら東京散歩。ルート沿いにあるさまざまな見どころも、ちゃんと解説してくれます。(あ、でも、DSにはまだGPS機能がないんだっけ。っていうか、ケータイでこういうサービスがすでにありそう。)

「歴史街道」監修「歴史力DS」
「漢字力」とか「ご当地検定」とか、あの手の学習クイズものの歴史版。日本史の勉強に役立つ初心者モードから歴史ファンも満足のマニアモードまで難易度もさまざま。戦国時代、江戸時代、幕末など、時代を限定したマニアックな出題も可能。って、いかにもありそうな内容。

「カーサ・ブルータス」監修「建築家に家を建ててもらおうDS」
安藤忠雄に妹島和世、藤森照信、ル・コルビュジエに宮脇檀‥‥、あこがれの建築家に家をデザインしてもらおう。敷地や予算を選択して、物故者を含む100人以上の建築家リストの中から建築家を選んでデザインを依頼。建築家が出してきた案を修正して、それをさらに建築家が修正して、エッ、そりゃないよー、と修正して‥‥、というスリリングなダイアローグ。エキセントリックな建築家たちと決裂せずに、あなたは無事に家を建てられるだろうか?(これはしかし、もし実現するならDSじゃなくてPS3なんかの方が、デザインした家が3Dで表示されたりしていいんだろうなあ。)

「Tarzan」監修「DSいいカラダ作り!」
1回15分程度の運動を、画面にしたがってリズムに乗って3ヶ月続けると、いつしか腹筋も割れて理想的な体型に! 男性でも女性でも、また年齢や、ダイエットモードなど目的にあわせてコースを選べます。同時発売の「DSに接続できる鉄アレイ(1.5kg)」を使えば、さらに効果的。

「おみあし倶楽部」監修「おみあしクエストDS」
日本が誇る足フェチ専門誌がおくる、世界初の足フェチRPG。美脚の中の美脚、「黄金の美脚」を持つ美女を求めて冒険者は今旅立つ! 「美脚さわり」「美脚なぞり」など、DSならではの機能を生かしたミニゲームも満載で、足フェチなら思わず大興奮!

これらの中に、最初の「女ヂカラ緊急アップ!DS」を混ぜて、
「この中でホントにあるゲームはどれだ?」
と訊いてみたら、正答率はかなり低そうです。
posted by 清太郎 at 07:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

本屋さんの歌

エー、ここしばらく、インフルエンザにかかって倒れたりなんかしておりまして、更新が滞っておりましたが(まあ、とくに理由になく滞ることも多いけど)、ようやく回復してきたので、ひとつ。

何年か前に「おさかな天国」という魚の歌が流行って、それ以来スーパーでは野菜の歌とか肉の歌とかキノコの歌とかがどこに行っても流れているのだけど、あのとき、どうして、われらが本屋さんも便乗しなかったのか。以前書いたように「サァー本屋さんへ行こう」という歌はつくられましたが、「子供達の笑い声は どこから来たの どこへ行くの だから 僕らは 理由(わけ)を 探してる」とか、「ま白い雲に乗ってきたよ 新しい空に旅立つために なつかしい唄はどこで生まれたの 何故に僕らは生きているの」とか、何やら高尚な内容で、そんなものを探しに本屋さんに来るお客がいるはずもない。
「おさかな天国」がズバリ、
「サカナを食べると アタマがよくなる」
などと歌っていたのと比べると、どうにもインパクトに欠けたものでした。
話題としてはずいぶん時代遅れですが本屋振興策としては今からでも遅くはないでしょう、「おさかな天国」を見習って「本屋さんの歌」をつくってみてはどうでしょうか。

ということで、まずはいちおう、「おさかな天国」の歌詞がこれ。あらためて見ると、これだけの中に31種もの魚介名が入っていたりして、なかなか秀逸です。


好きだとイワシてサヨリちゃん タイしたもんだよスズキくん 
イカした君たちみならって ぼくもカレイに変身するよ

サンマ ホタテ ニシン キス エビ タコ
マグロ イクラ アナゴ シマアジ

(※)
サカナサカナサカナ サカナを食べると
アタマアタマアタマ アタマが良くなる
サカナサカナサカナ サカナを食べると
カラダカラダカラダ カラダにいいのさ
サアサみんなでサカナを食べよう
サカナはぼくらを待っている

マスマスきれいなサヨリちゃん ブリブリしないでスズキくん
ぼくらが好きだとサケんでも  風にヒラメくコイしい気持ち

ホッケ アサリ カツオ カニ カキ タラ
タラコ ウナギ ハマチ シメサバ

(※)繰り返し


これを参考に、本屋さんの歌を考えてみました。「(仮)ほんや天国」です。


好きだといえずに蒲団嗅ぐ たいしたもんだよ花袋くん
いかれたカフカに見習って ぼく毒虫に変身するよ

太宰 三島 漱石 吉田健一
ヘッセ コレット ゴーゴリ ジェイムズ

(※)
読書読書読書 読書に励むと
アタマアタマアタマ アタマがよくなる
読書読書読書 読書に励むと
アタマアタマアタマ アタマにいいのさ
サアサみんなで読書に励もう
本屋がぼくらを待っている

まずまずきれいなジュンパ・ラヒリ ブリブリしないで百ケンさん
姪が好きだと叫んでも デキたら逃げた島崎藤村

死霊 卍 にごりえ 至福千年
オセロ 緋文字 ファウスト 魔の山

(※)繰り返し


2番の歌詞にいちおう注をつけておきますと、日本人の美人作家は誰かという話になると何かと角が立ちそうですが、『停電の夜に』で一躍名を上げたインド系作家のジュンパ・ラヒリは、まずまずの美人作家であるということになってると思います。(知らない人は、Googleのイメージ検索などで「Jhumpa Lahiri」を検索してみましょう。)
内田百ケン先生は、「文学史上いちばん怖い顔コンテスト」などが開催されたら上位間違いなしのコワモテです。(ジュンパ・ラヒリとは何の関係もありません。)
島崎藤村が姪のこま子に手をつけて妊娠させて、始末に困ってパリに逃げたのは有名な話ですね。

あ、しかし、読書といいつつ、小説に偏ってしまった。他のジャンルも組み込んだ総合的な「本屋さんの歌」があってもいいですね。
魚類はもとより貝もイカも魚卵も、そのうえ料理名(シメサバ)も一緒にした「おさかな天国」の素晴らしさがよくわかりました。
posted by 清太郎 at 23:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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