2007年02月23日

文学忌を命名

もう10日以上前になりますが、2月12日は司馬遼太郎の命日でしたね。第11回の菜の花忌。大阪ではシンポジウムが開催されたそうです。
このように作家の命日には、「文学忌」として追悼イベントなどが行われたりしています。ほかに太宰治の「桜桃忌」や芥川龍之介の「河童忌」なんかが有名ですが、しかし、ほとんどはそんな凝った名前が冠せられることもなく、「漱石忌」「直哉忌」「啄木忌」「朔太郎忌」「藤村忌」などと、作家名そのまんま。「漱石忌」は「キ」の音が重なって言いにくいし、「直哉忌」はせめて「暗夜忌」くらいにしてほしかった。尾崎紅葉の「紅葉忌」なんて、10月30日とちょうど紅葉の季節だけに、モミジを楽しんでるんだか尾崎紅葉を追悼してるんだかよくわかんないことになってます。

人間誰しも、必ず死ぬもの。普段から、そのための備えをしていないから、こういうことになってしまうのです。現在活躍中の作家の皆さんも、自分が死んだ後に、命日が「名前+忌」の簡便な文学忌名にされてしまわないよう、生前からちゃんと考えておいたほうが、いいと思います。(司馬遼太郎は自分で「菜の花忌」にしたいと思ってたわけではないだろうけど。でも命日が菜の花とはまったくかすりもしない季節だったら、単なる「遼太郎忌」になっていたと思う。)

ということで、お節介ながら、少し考えてみました。「○○忌」といわれて、すぐ「あの作家の忌日なのか」とわかるものでないといけませんよ。
まず、誰でもパッと思いつく作品名がうまく文学忌名にはめ込めないような場合は、その人のイメージやら、人気の作中キャラクターから名付けてみるのが手っ取り早いですね。

島田雅彦:サヨク忌(自称サヨクだし)
内田康夫:光彦忌(探偵・浅見光彦にちなんで)
金井美恵子:目白忌(目白に住んでる)
庄野潤三:うれしい忌(作中に「うれしい」「ありがとう」が頻出)
北杜夫:マンボウ忌(ちなみに、北杜夫はまだ生きてますよ!)

なんていうところが思い浮かびます。
でも、せっかくだから、作品名を流用したいですよね。たとえば‥‥。

平岩弓枝:かわせみ忌(時代小説シリーズ「御宿かわせみ」から)
やなせたかし:あんぱん忌(「あんぱんまん」から)
筒井康隆:残像忌(「残像に口紅を」から。しかしこれではジョン・ヴァーリィの忌日みたいでダメか)
渡辺淳一:失楽忌(「失楽園」から)
野坂昭如:エロ事忌(「エロ事師」から)
村上春樹:ねじま忌(「ねじまき鳥クロニクル」から)
村上龍:限りな忌(「限りなく透明に近いブルー」から)

いかんいかん、ダジャレになってきた。
えーと、それでは。

笙野頼子:二百回忌

あ、これは作品名そのまんまでした。(これが採用されたら、たとえば「第十二回二百回忌」なんていうことになって、よくわかんなくていいですね。
好きな作家が死んだら、何忌にするといいか、皆さんも考えてみましょう。


posted by 清太郎 at 14:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 本ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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