2005年08月18日

登場人物の名前がオークションに

ニュースによると、「スティーブン・キングが書く小説のゾンビ、あるいはジョン・グリシャムのスリラーに登場する善人に自分の名前が付けられる権利」がオークションにかかるそうです。
情報と表現の自由を促進する非営利団体ファースト・アメンドメント・プロジェクトが、資金調達を目的に16人の著者と協力して開催するもので、キングは2006〜07年に出版を予定している小説『CELL』の登場人物の名前を出展する予定で「入札者には、この作品が、人間の脳を破壊する携帯電話の信号に操られるゾンビについての暴力的な作品であることを了解してほしい」と述べているとか。一方、グリシャムは次回作の「良い人物として描かれる」登場人物を出展するそうです。

これって、まあふつうにジョンとかポールとかジェシカなんかが落札すれば何も問題はないだろうけど、いきなり日本人のキングファンが落札しちゃって、ゾンビの名前が、
「山田次郎」
などということになってしまわないのだろうか。トムがドアを開けたら友人の山田次郎が立っていて、
「よう、山田。こんな時間にどうしたんだい。なんだか顔色悪いなあ。あれっ、なんか、変な臭いがするけど。エッ、何。わっ、ちょっと、やめろよ、山田、何するんだ。わっ、ぎゃっ、ギャアーッ!」
などということになったりするのか。(いや、こんなセリフにはならないと思うけど。)
あるいは、タイ人が落札して、
「ワンミーチョーク・シングワンチャー」
なんていう長い名前になっちゃっても、それはそれで興ざめです。

でも、たとえアングロサクソンな名前でも、大統領と同姓同名の人が落札して、ゾンビの名前が、
「ジョージ・ブッシュ」
というのも、たぶん気まずいだろうと思います。
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2005年08月17日

読書週間の標語

夏休みのただ中ですが、秋の読書週間(第59回)の標語が先日決まったそうです。
「本を読んでる君が好き」
なのだとか。
この標語、第1回(1947年)から並べてみると、こんな変遷を辿っています。

1947 楽しく読んで明るく生きよう
1948  同
1949 おくりものによい本を
1950  標語なし

1951  標語なし
1952  標語なし
1953  標語なし
1954 みんなで本を読みましょう
1955 読書は人をつくる
1956 読書がつくるよい家庭
1957 そろって読書 あかるい家庭
1958 読書でつくろう 明るい社会
1959 みんなで本を読みましょう
1960 よい社会 ひとりひとりの読書から

1961 あかるい生活 楽しい読書
1962 きょうの読書はあすへの希望
1963  同
1963  同
1965 みんなで読書 たのしい家庭
1966  同
1967 あかるい家庭 たのしい読書
1968  同
1969 いつでもどこでもたのしい読書
1970 いつでもどこでも楽しい読書 茶の間に雑誌 明るい家庭

1971 よい社会 ひとりひとりの読書から
1972 国際図書年みんなに本を
1973 レジャーを本で
1974 本との出会い 豊かな心
1975 本との出会い 豊かな時間
1976  同
1977 一冊の本から何かが始まる
1978 翔べ心! 本はその翼である
1979 燃えよ人生! 本とのふれあい
1980 素晴らしき人生 本との出会い

1981 本との出会い ゆたかな人生
1982 読書はあなたの無限の宇宙
1983 読書は新しい発見の旅
1984 秋です 本です 読書です
1985 キラリ知性 秋の一冊
1986 読書は永遠のニューメディア
1987 心に刻もう確かな一冊
1988 昔を読む 今を読む 未来を読む
1989 秋が好き。街が好き。本が好き。
1990 一冊の興奮、一冊の感動

1991 風もページをめくる秋
1992 無限の海へ 読書の旅立ち
1993 ゆっくりと各駅停車、本の旅
1994 秋だからちょっと夜ふかし あと1ページ
1995 本を読んだね! いい顔してるよ
1996 ホンのムシって どんなムシ!?
1997 読みたい本を読めばいい、読みたいように読めばいい
1998 いつも、ずっと読書週間
1999 あと1ページがとまらない…
2000 はじまりは1冊の本だった。

2001 夢中! 熱中! 読書中!
2002 自分が変わる、世界が変わる、本との出会い。
2003 ありますか? 好きだといえる一冊が…
2004 落ち葉をしおりに、読書の秋
2005 本を読んでる君が好き

整理してみると、おおよそはこんな感じでしょうか。

(1)はじめのころ
いいかげん。

(2)50年代なかばから70年くらい
「本を読むことが明るい家庭につながる」という論理(本を読むことと明るい家庭づくりの間に論理的な因果関係を見出したというよりも、単に「家庭」というのが流行りだったんじゃないかしら。55年に日本住宅公団ができたり、58年に「家庭画報」が創刊されたりしてます)。

(3)70年代
ちょうど高度成長も終わりを告げ、お金では買えない、カタチにして表せないような何ものか、豊かな何かを読書に期待するような雰囲気。

(4)80年代
本を読むことの自己目的化。読書を通じて何かを得よう、という手段としての読書ではなくて、本を読んで、おもしろければ、それでいいじゃないか、という感じ。

(5)90年代以降
広告コピーとして標語が洗練されてきたぶん、読書というよりも標語自体の自己目的化が進捗。読書週間が始まったころは「みなさん本を読みましょう!」というダイレクトな呼びかけだったはずの標語が、最近では「読書をネタに、いかにいい文句をつくれるか」になっています。

ようするに、実社会ではバブル崩壊後の「失われた十年」を経てようやく上向いてきたところ、という現在にあって、読書週間の標語は、今まさに、実体のない「バブル」の真っただ中なんですね。バブル経済ならぬバブル標語です。
いずれバブルが崩壊して、昔の、
「みんなで読書 たのしい家庭」
の味わいが戻ってくるといいのになあ、と個人的には思っています。
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2005年08月16日

ハリー・ポッターの力

数日前のニュースに、
「拘束中のアルカイダ戦士、ハリー・ポッター中毒に」
という話がありました。アルカイダ関係者らが収容されているキューバの米海軍基地で、ハリー・ポッターが人気を集めているそうで、アガサ・クリスティの推理小説と並んで引っ張りだこなのだとか。収容者は、ハリー・ポッターの映画も取り寄せるよう求めているそうです。
なんというか、
「ようするに、これまであなたたちが夢中になれるものって、テロくらいしかなかったのね」
という気がして、哀れを誘いますがが、それはそれとして、資本主義の権化のようなあのシリーズ(1冊しか読んだことないのでてきとうなことしか言えませんが、少なくともイスラム原理主義とは相容れないと思う)に、そんなに魅了されちゃってていいのか諸君‥‥、と思わないでもないです。
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2005年08月05日

縄バトン

しばらく前から、ミュージックバトンやらコミックバトンやら、いろんな「バトン」が出回っているわけであるが、うちのようなサイトに渡されるのは、おそらくあのバトンしかないであろう、と思っていたところ、鬼七氏から回ってきた。
「縄バトン」
である。
以下、さっそく答えてみよう。

■1 あなたが習得している縛り方は何手?

46手。
内訳は、いわゆる基本の四十八縄手のうち28手、中国式の降龍十八縄手のうち5手、ほか13手。
まだまだ精進せねばならぬ。

■2 いま習得中の縛り方は?

・下り亀甲縛り(四十八縄手の一)
・横亀甲縛り(四十八縄手の一)
・蜻蛉縛り(四十八縄手の一。かげろう、というだけあって、つかみ所がない)
・ぎやまん縄法(長崎伝来の古式縄法。オランダ由来というのは本当であろうか)

■3 いちばん最近覚えた縛り方

獄門縛り(さいきん年のせいか、ひとつ覚えるのに時間がかかるようになってきてしまった)

■4 よくやる、または思い入れのある縛り方5手

・亀甲縛り(正目亀甲縛り)(基本中の基本であろう。すべての縄は亀甲に通ず)
・海老縛り(我輩は名古屋出身であるため)
・宝筐院縛り(詳しくは言えぬが、初恋の思い出である)
・御器所縛り(二十歳を迎えた夜に、わが母から教わった)
・高砂縛り(基本的な縄手だが、わが師匠が十八番としていたものである)
・めかけ縛り(邪道といわれようが下品といわれようが、こればかりはどうしてもゆずれないのである)

いかん、しまった、5手を越えてしまった。

■5 次にバトンを渡す人5人

困ったことに、知人のほとんどはこのバトンを経験済みである。ふたりだけ、
・なわっち氏
・縛りょう太郎氏
よろしくお願いします。

それにしても、「縄バトン」という名称は、どうにかならぬものか。音楽や本ではない、縄なのだ。他をまねせずともよいであろう。
我輩、一縄ファンとして思うに、
「縄たすき」
にしてもよいのではなかろうか。
posted by 清太郎 at 00:00| 言葉ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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